「タバコをやめればベンツが買えた?」喫煙者を煽る男を“完全論破”した一言がスカッとする【作者に聞く】

【漫画】本編を読む→タバコ代で「スポーツカーが買えたかも」という揶揄に男性は...?
5コマ漫画家の伊東さん(@ito_44_3)が描くギャグ漫画『完敗』が、ネットユーザーの心を掴んでいる。本作の元ネタとなったのは、かつて「2ちゃんねる」などの掲示板で一世を風靡したコピペ、通称「タバコベンツ」だ。喫煙者に対して「タバコ代を節約すれば高級車が買えたのに」と皮肉る相手に対し、喫煙者が鮮やかに言い返すというこの定番ジョーク。伊東さんは独自の解釈を加え、シュールな笑いへと昇華させている。今回は、このスカッとするやりとりが生まれた背景や、制作の意図について伊東さんに話を聞いた。




■「あの車が買えましたよ」に対する最強の返し
ここ30年でタバコの価格は上昇の一途をたどっている。かつて220円で買えた「ハイライト」も、今や520円の時代だ。物語は、ある喫煙所での会話から始まる。1箱520円のタバコを1日2箱吸うという男性Aに対し、そばにいた男性Bがニヤリと笑って指摘する。「30年間吸わなければ、今頃あのスポーツカーが買えたんですよ」計算上は確かにそうかもしれない。よくある揚げ足取りだが、男性Aの反応は違った。怒る素振りも見せず、「体を心配してくれてありがとう。車を褒めてくれてありがとう」と感謝を述べ、颯爽とそのスポーツカーに乗り込み立ち去ったのである。そう、皮肉の対象となった高級車は、男性Aの愛車だったのだ。
この展開について、作者の伊東さんは「金持ち喧嘩せず」な人物像を意識したと語る。「お金がある人は、心にも余裕があるのかなと思いました。だからこそ、嫌味を言われても怒らず、スマートに感謝して去っていくキャラクターを描きました」
■読者からの鋭いツッコミ
漫画では、皮肉を言った男性Bが呆然とする様子が描かれ、まさにタイトルの通り「完敗」する構図となっている。しかし、このエピソードに対して読者からはさらに鋭い視点が寄せられたという。「これこそが、スポーツカーを買うほどのお金を手にできた理由なのではないか」つまり、タバコ代ごときを気にしない稼ぎと、他人の雑言を受け流す精神的余裕こそが成功者の証である、という解釈だ。スマートな振る舞いを見せた男性Aに対し、漫画という形であらためて現実的な説得力が付与される結果となった。
取材協力:伊東(@ito_44_3)
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。製品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格が異なる場合があります。

