米を食べる国と麦を食べる国の違いとは?【眠れなくなるほど面白い 図解 米の話】
米を食べる国と麦を食べる国の違い
あなたはパン派? それとも米派?
世界には、米を主食とする国と、パンやパスタなどの小麦製品を中心とする国があります。アジアでは、日本、中国、タイなどが米文化の代表格です。一方で、ヨーロッパや中東、北米などで小麦を使った食品が主流となっています。こうした主食の違いは、気候や地形の違いが大きく影響しています。
米を主食とする国々は、アジアのモンスーン地域に多く見られます。これらの地域は雨が多く、川や水田に恵まれた平野が広がっており、稲作に適した気候と地形がそろっています。たとえば日本、中国南部、東南アジアなどでは、夏に高温多湿な気候となり、水を使う稲作にとって理想的な環境です。
一方、小麦を主食とする国々は、中東やヨーロッパ、中央アジアなどの乾燥しやすい地域が中心です。これらの土地は降水量が少なく、水田よりも畑作に適しており、小麦や大麦などの乾燥に強い穀物が育ちやすいのが特徴です。さらに、気温の寒暖差が大きい内陸性気候や冷涼な気候も、小麦の生育に適しています。
このように、米を食べる国と麦を食べる国の違いは地形や気候という自然条件に強く影響されており、それぞれの地域でもっとも育てやすく、安定して収穫できる穀物が人々の主食として根づいてきたのです。
日本の気候に合った主食はどっち?
湿気が多いと、小麦は病気に弱いため、水資源がたっぷりある日本には米が向いていました。
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 米の話』著:トキオ・ナレッジ
