すぎやま氏「暴言吐く生徒は許せない」 元教師3人が“嫌いな生徒”の本音を赤裸々告白

元教師のすぎやま氏が、自身のYouTubeチャンネル「静岡の元教師すぎやま」で公開した動画「元教師3人の本音教えます。先生が嫌いな生徒の特徴」にて、ゲストのやんばる先生（やんばるゼミ）、ドラゴン先生（とらえかた大学）と共に、「教師が嫌いだと感じる生徒」について赤裸々に語った。

動画の中で、元芸人という経歴を持つドラゴン先生は、建前ではきれいごとを言いつつも、実際には「リアクションが薄い生徒」に対して「うわーイヤだな」と感じていたと告白。授業を盛り上げようとしても反応が鈍いクラスには「行くのがイヤだな」と感じたとし、特に「スーンと冷めている子」や「俯瞰して見ているような子は苦手だった」と語った。

一方、すぎやま氏は「暴言を吐く生徒」が苦手だったと断言。大学卒業後、初めての授業で女子生徒から「死ねクソジジイ」と言われた経験を語り、「40人くらいの生徒の前で言われて……『なんて学校に来てしまったんだ』と思った」と当時の心境を吐露した。

このとき、先輩教師に相談すると「あの子はそういう子だから、気にしなくていいよ」と笑われたというが、「いやいや、気にするでしょ？」と納得がいかなかった様子。すぎやま氏は、その生徒に対して「今会ってもシカトする」と強い口調で語った。

また、ドラゴン先生は小学校教師1年目の頃、発達障害のある生徒から「1日100回『タヒね』と言われた」という衝撃的な経験を明かし、「それが朝のあいさつみたいになって、だんだん麻痺していった」と振り返った。

一方、元中学校理科教師のやんばる先生は、すぎやま氏とは異なり「向き合ってくれない子はちょっとキツい」と語る。暴言に対しては「なんで？なんで？話聞いてよ！」とぶつかり合うことができるが、対話を避け「あ、大丈夫です」「あ、いいっす」とシャットアウトされると、「どうしようもないな」と感じるという。

また、比較的落ち着いた学区で勤務していたことから、暴言を受ける経験は少なく、「お、歯ごたえのある子がいるな」程度に感じていたと話し、教師が働く環境によって感じ方が異なることを示唆した。

動画では、3人の元教師がそれぞれの経験をもとに、「困っちゃった」と感じた生徒のタイプや、その背景にある教師としての葛藤・本音を率直に語っており、教育現場のリアルな一面を垣間見ることができる内容となっている。