「天保年間を想像しながら」香りもコシも抜群 江戸時代の幻のそばを味わう交流会(山形)
山形市できょう、江戸時代の味を復活させた特別なそばを味わう交流会が開かれ、招待された福島県大熊町の皆さんがその味を楽しみました。
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大塚美咲アナウンサー「小気味よいそば打ちの音が聞こえてきます。そして部屋に入ると、この時点でもういい香りが漂っています。今皆さんが打っているのが、幻のそばと言われている天保そばです」
今から26年前、福島県大熊町の旧家でみつかったのが、この俵に入ったそばの実。
このそばが、のちに江戸時代後期・天保の大飢饉のころに食べられていたものとわかり、保存会がその味を復活させて「天保そば」と名付けました。
その実は、現代の品種改良されたものとは異なり色や大きさがバラバラなのが特徴です。
そこから生まれるそばの味は…?
大塚美咲アナウンサー「すすり上げた瞬間に、そばの芳醇な強い香りがふわっと広がりました。そして麺にすごく弾力があって、噛むごとに強いそばの味を感じられます。これが、歴史を超えて復活した幻の味なんですね!」
保存会では、実が発見された大熊町への恩返しの思いを込めて、東日本大震災の翌年から天保そばを振る舞う交流会を行っていてきょうは64人が招待されました。
次から次へと運ばれていく天保そば。
会場には、そばをすする音と時代を超えた味を楽しむにぎやかな声が響きます。
福島県から「そばの香りもして、コシがあって、すごくおいしいです。幻のそばで、天保年間を想像しながらいただきたいと思います」
福島県から「2杯目です!コクがあるというか、深みがあります。そばで交流できるのは最高です」
幻の山形天保そば保存会 石澤俊幸 会長「野生の力強い味を食べて、みんな元気になってもらいたいなと思っています。おいしく食べて頂いているので幸せです」
幻のそばでつながる、山形と大熊町。
天保そばは、来年の6月から県内の保存会会員のそば店で提供されるということです。

