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 ヴィクトル・ボニフェイスが内転筋の手術を受けることによって、4月はじめまで離脱することになるバイヤー・レバークーゼンにとっては、その空いたセンターフォワードの穴埋めをはかりたいと考えるのは当然のことだ。同職を本職とする選手は1年の離脱を経て復調したばかりのパトリック・シックただ1人であり、そのためクラブ首脳陣は補強案としてスペインの日刊紙『ディアリオabc』によれば、レアル・ベティスのボルハ・イグレシアスに強い興味を示しているという。

 かつてスペイン代表として2試合に出場した経験ももつ同選手は、身長187cm、体重85キロと、フィジカルを活かした典型的なポストプレーヤータイプの選手であり、今季はあまり発揮できずに無得点、先発の座も得られない状況に陥っているとはいえ、それでも決定力も兼ね備えたストライカーだ(過去3シーズンでは二桁得点)。別の言い方をするならばその場しのぎをめざすレバークーゼンにとって、イグレシアスの不遇が逆に功を奏する可能性もあるだろう。

 なぜならばそもそも実力派のセンターフォワードを獲得したいとはいえ、冬季市場での補強はそもそも困難であり、しかも4月からは3番手にまで落ち込む可能性さえもあるのだ。しかしイグレシアスは現状打破のためならば欧州の舞台も控える、ブンデス首位に立っているレバークーゼンでの、4月までの出場保証でもウェルカムだろう。またシックの長期離脱明けという点からも、想像よりも多く出場機会が巡ってくることだって考えられる。あとは売却をめざすベティスとのクラブ間交渉の行方だ。ベティスはCFを2人しか抱えておらず、移籍に応じるには穴埋めもはからなくてはならない。

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 その一方で週末に行われたRBライプツィヒ戦にて、エクセキオル・パラシオスが右大腿筋に負傷を抱えた。後半83分に同選手はクロスを上げた直後に右大腿の前を抑えてピッチを後にしており、試合後アロンソ監督は「検査結果をまつしかない」とコメント。そして翌日の検査結果で「しばらくの間」離脱に入るとクラブ側より明かされており、通常の筋損傷であれば2・3週間が予想されることから、より深刻である可能性がある。そのため少なくとも2月はじめに行われるドイツ杯8強シュツットガルト戦や、バイエルンとのリーグ戦でも欠場となる可能性が非常に高く、また次節グラードバッハ戦ではヨナタン・ターが累積警告によって欠場となるため、守備陣においても対応を余儀なくされるところだ。

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  ただし同じく負傷交代していたジェレミー・フリンポンについてはゴーサインが出されており、どうやら今週中にも再び練習に参加して、週末のグラードバッハ戦では再び右サイドバックで先発出場することだろう。ちなみに前半28分の突然の交代によって、急遽穴埋めをしたのがネイサン・テラであった。「実は後退する用意もできてなくて、ロッカーにユニフォームを忘れちゃってて取りに行ってもらったんだよ」と明かした若手FWは「リーグ戦で最も長い出場になった。とにかく緊張している場合じゃないと思った」と振り返っており、それからは気持ちを切り替えて3−4−3システムの右サイドでプレー。攻守にわたり期待に応える活躍を見せて逆転勝利に貢献。「いいプレーで、自信をもってボールに絡み、コンビネーションもよく、勇気をもってプレーして役割を果たしたね」とロルフェス競技部門取締役は評した。