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西武で完全試合ができたら地球一と認める!

すごいものを見ました。千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希さんの完全試合です。しかもタダの完全試合ではありません。13者連続三振(※従来の記録9を64年ぶりに更新する日本新記録)、1試合19奪三振(※日本タイ記録)という、どのひとつだけでも「歴史」と言える記録をズラリ並べてのパーフェクト完全試合。

これを弱冠20歳のピッチャーと、高卒1年目18歳のキャッチャーが成し遂げたということに、明るい未来を感じずにはいられません。明るすぎて暗黒に慣れ始めた西武民としては目を開けていることも辛いほどです。もうビッグボスと結託して、西武・日ハム・阪神・DeNAによる新たなプロ野球リーグ戦「ビ・リーグ」でも結成しないとやってられない気持ちです!


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佐々木さんのピッチングは呆れるほど素晴らしかった。160キロの真っ直ぐが低め高めのいっぱいにズドンズドンと突き刺さり、150キロ近いフォークが大きく小さく変化しながら視界から消えるというのは、言葉にすれば簡単ですがこれはもはや「暴力」です。低めビタビタの真っ直ぐはもちろん打てないし、高めに伸び上がる真っ直ぐは空振りしてしまうし、真ん中に来ても押されてファールになるし、フォークは目の前から消えつつ、ときどきストライクになるフォークが混ざっている。これで何をどう打てと言うのでしょうか。

特に圧巻だったのが吉田正尚さんとの対戦。プロ野球記録を更新した連続奪三振10となる第2打席ではカーブ、カーブと予想外のボールで追い込み、ストライクからボールになるフォークで3球勝負に。これは辛くも吉田さんがバットに当てますが、その後の4球目でストライクからワンバウンドするほどのお化けフォークで空振りの三振に仕留めました。完全試合への最後の壁となる第3打席ではバットに当たらないフォークと突き刺さる真っ直ぐで「手も出ない」見逃し三振。今季ここまで三振わずか1の吉田さんから易々と3三振を奪ってみせる佐々木さんと、何とか打ってやるぞと渾身のスイングで応えた吉田さん。本物のピッチャーと本物のバッターの勝負がそこにはありました。

もはやこれ以上の投球を見ることが人生であるだろうかと思います。佐々木さんが成長途上の20歳であることを考えれば、本人が自分自身を超えていくことはあるかもしれませんが、何をやったら超えられるのかすらもうわかりません。あえて言うなら「81球27奪三振での完全試合」とかでしょうか。そんな野球漫画のなかでのドリームさえも「105球19奪三振完全試合」の前では、ちょっといけそうな気がすることに笑いしか出てきません。まだ夢はあるのか。これよりも大きな夢はあるのか。そのときは「大伝説」「超完全」とでも呼ぶしかないことが起きるのでしょうね!



ただ、あえて言いましょう。この完全試合はひとりで成し遂げたものではないと。ボールを受けるキャッチャー、守っているバックなど守備面の話ももちろんありますが、もうひとつ「味方が点を取らなければ27人の打者を抑えたとしても試合は終わらない」という攻撃面を忘れてはいけません。その点において、この日のロッテ打線は素晴らしい援護をしました。

まず初回、内野ゴロの間にという形ではありましたが1点を早々にもぎとり「あぁ俺さえ完全試合すればいいんだな」という勝利への切符を佐々木さんにプレゼントしました。そして、ほんのわずかに疲れも見える試合中盤には大量5点を追加して、「試合結果を意識した配球はしなくてもいいんだな」という余裕を佐々木さんにプレゼントしました。結果のために1点差を守らねばならないと思えば「間違ってもホームランにならない配球」も念頭に置かざるを得ませんが、6点あれば何も考える必要はありません。打てるものなら打ってみろで投げていけます。素晴らしい味方の存在、これは忘れてはいけないものです。

佐々木さんの成し遂げた完全試合は、1994年の巨人・槙原寛己さん以来の記録と言われていますが、この空白の28年の間に参考記録となった完全試合がありました。2005年8月27日に西武・西口文也さんが、9回終了まで打者27人を完全に抑えながら味方の援護がなく、延長10回に安打を許して未遂となった幻の完全試合です。たった1点、1点でいいから西武が取っていれば、佐々木さんの偉業を受けて名前が挙がるのは槙原さんではなく西口さんだったのです。「自分の次に達成したのが大投手で嬉しいです」なんて談話とか、「投げ終わったときの姿が何だか似ていますね」なんて話題も出たことでしょう。偉業と参考試合との差は、ピッチャーの責任範囲ではない「味方が打ったか打たなかったか」ただそれだけでした。

だから、佐々木君、西武に来ないか。

キミの素晴らしい投球が本当に地球ナンバーワンか試してみたくはないか。

ノーノー見殺し、完全見殺しを含む幾多の見殺しを見せてきた埼玉西武ライオンズで完全試合が達成できたなら、キミを地球一の投手と認めようと思います。無援護球団・埼玉西武ライオンズで完全試合ができるとすれば「自分で打って決められる」大谷翔平さんしかあり得ないと思ってきましたが、佐々木さんの投球と球数ならば延長12回まで投げ切って、相手チームが「これはもう四球連発でいいから佐々木に勝ちをつけてやろう」「こんな無援護を許したら日本野球の大損失」「恥を知れ!恥を!」と思うまでパーフェクトをつづけることができるかもしれないと思いました。

よかったら郷里の先輩である菊池雄星さんなどにも話を聞いてみてください。無援護のほかにも、店もないのにスルメを買いに行かされる厳しい育成環境のことや、未成年喫煙や無節操合コンなど誘惑が多い人間関係のこと、ロッカールームに出没するコソ泥のこと、フロントの監視が甘い親会社運営の逢引用ビジホのこと、何故かすぐにSNSが乗っ取られるセキュリティ面の不安のことなど、佐々木君が本当に地球一の投手かを問い掛ける試練が数多く待っていると教えてもらえるでしょう。アメリカに行ってからでは挑めない本当の試練、キミのチカラを試すなら今です。

メジャーで完全試合をやるよりも、

西武で完全試合をやるのは難しい。

究極の縛りプレイがここにはある。

さぁ、一緒に地球に問い掛けよう!

佐々木君の挑戦心に期待します!



西武に来ないなら、野球の未来のため今オフにもメジャーに行くように!