日本食は健康的というイメージが世界に広まっているが、これは中国も例外ではなく、今では比較的小さな地方都市でも日本料理店がたくさん存在する。しかし近年、同じ日本料理店でも人気の店に変化が生じているという。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本食は健康的というイメージが世界に広まっているが、これは中国も例外ではなく、今では比較的小さな地方都市でも日本料理店がたくさん存在する。しかし近年、同じ日本料理店でも人気の店に変化が生じているという。中国メディアの界面は3日、安さをウリにした日本料理店が姿を消しつつある一方で、高級路線の日本料理店が人気を集めていると伝えている。

 中国ではこれまで、ファーストフードのように安さをウリにした日本料理店が人気で、全国展開してきた店もある。主なものに、回転寿司、牛丼、ラーメンなどがあり、手ごろな価格で日本の食文化を体験できるとあって好評だった。しかし、最近では中国人消費者のニーズに変化が生じ、安さをウリにした日本料理店は縮小を余儀なくされているそうだ。

 記事は、最近の中国で増えているのは「食べ放題形式の日本料理店」と「高級路線の日本料理店」だと紹介している。「日式」のファーストフード店は、ファーストフードというには単価が高く、お腹いっぱい食べることができなかったので、最近増えてきた食べ放題の店に客が流れてしまったと記事は分析した。また、高級志向の消費者が増えていることもあり、「高級路線の日本料理店」も流行っているそうだ。

 高級路線とはどのくらいの価格帯を指すのだろうか。記事は「1箱1万元(約17万円)を超えるような高級ウニを使った料理」を出す店もあると紹介した。高級志向の中国の消費者は、食べ物は高ければ高いほど良いと感じるので、このような高額の素材を使った高級料理が登場するのだという。もしかしたら、このウニは日本から直輸入したものなのかもしれないが、それにしても驚くほど高額だ。

 一方で記事は、「日式のファストフード」も終わったわけではないと指摘している。中国では近年孤食が増えており、日本食の良さも理解されているので、日本風の「定食」を始めてみたらヒットするはずだとした。すでに中国ではから揚げやとんかつなど、中国人好みのメニューを出す日本風の定食屋が出始めている。変化の早い中国では、好まれる日本食も常に変化しているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)