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地図に載っているはずの島が実在しないことを確認したり、パラグライダーで富士山頂に接近したりと体を張った検証を続けてきた「林先生の初耳学」の人気企画<ロイくんの長時間かけて撮影シリーズ>。11月1日放送回では、日本の山の中で3番目に高い山と言われてきた北アルプスの最高峰・奥穂高岳の測量を試みた。その結果、日本の標高ランキングが塗り替わる可能性もある重大事実を確認!

日本の標高ランキング、本当に正しいの?
現在、日本の山の標高ランキング1位は富士山(3,776m)。次いで2位が南アルプス北岳(3,193m)、3位が同率で、南アルプス間ノ岳と北アルプス奥穂高岳(ともに3,190m)――となっている。
しかし最後に富士山・北岳・間ノ岳の標高調査が行われたのが2014年なのに対し、奥穂高岳は1975年。45年前にはGPSを使った測量法はなく、奥穂高岳も航空写真からおおよその標高を計算するという方法がとられていた。(国土地理院「日本の山岳標高一覧 −1003山―」に準拠)
今、奥穂高岳を測量すれば、日本の山の標高ランキングが変わるのでは?
そんな疑問に、専門家も「まったく山の標高が変わってないかというと、測ってみないとわからない」(国土地理院測地部計画課・白井宏樹さん)との返答。そこで、「日本の標高ランキングは本当に正しいのか」を検証すべく、ロイが国に代わって奥穂高岳の最新標高を計測に向かった。
スタジオでは林修先生も「エベレストもしばらく調べてなくて、調べたら実際に(標高が)変わった(※)という話がありますから」と頷き、「いろいろ地殻変動があるので、当然(標高値が)上がることもあれば下がることもあります」と、ロイのトライに注目した。
※エベレスト標高の公式記録は1954年に諮られた8,848mだが、2005年からの調査によると1年あたり3mm高くなっている

山でクマに出会わないための意外な方法とは?
長野県と岐阜県の県境に位置する奥穂高岳にやってきたロイ。「標高ランキングが変わったら教科書に載っちゃう?」とワクワク。測量士・栗原久さん(株式会社アズミエンジニヤ)、登山ガイドの田村茂樹さんら山の専門家とともに山頂を目指した。
1日目は標高1,500mの上高地を出発し、涸沢(からさわ)ヒュッテで宿泊。翌日一気に山頂へ。2日かけてアタックし、山頂で標高を計測する。
道中、田村さんら登山ガイド陣からは、登山に役立つ様々な初耳学が飛び出した。
山の中では、クマに遭遇する危険がある。もしクマに出会ってしまったら?「こちらに人がいるということを知らせると逃げていくので、おしゃべりしたり、ラジオをつけながら行くといいでしょう」(田村さん)。ペットボトルを手に持ち、ペコペコ鳴らしながら行くのも有効だそう。
途中、ごつごつした岩場や落石の危険もある危険な斜面を通過した一行。山の下方面に向かって岩場に腰掛け休憩したロイに、田村さんは突然「今、ロイさんはやっちゃいけないことをやっています」。急な岩の斜面では、上からの落石の危険があるので山側に背を向けては危険。山側を向き、落石に注意しながら休むとよい。
特にヒュッテから山頂までは傾斜50°の急斜面や滑落しやすいゾーンが続く。ロイは「"ONE TEAM"で一丸となって、最後までぶっ通したい」「どうにか結果を残してミッションを達成したいなと思っています」と歯を食いしばり、山頂を目指した。

判明した奥穂高岳の標高に驚きの声!
スタッフも「今までとは全然違いますね」と緊張感をあらわにする中、恐怖に耐えながら最高難度の断崖絶壁を黙々と進むロイに、スタジオからも「頑張れ!」の声が飛ぶ。
そして、ついに奥穂高岳の山頂に到着! 周囲は一面の雲海。天気が良ければ富士山も望めるという絶景ポイントで、さっそく計測に取り掛かった。
奥穂高岳の山頂には石を積み上げたケルンが設けられていたが、人工物は標高の対象外。最新の計測システム・GNSS(全球測位衛星システム)をケルンの付け根に設置し、計測を行った。
標高の計測方法は「同じ場所で2回測り平均値を出す」のが一般的なルール。計測の結果、奥穂高岳の標高は3191.099m(1回目:3191.132m、2回目:3191.066m)となり、これまでの標高よりも1mほど高いことが証明された。これにより、奥穂高岳は標高ランキング単独3位に躍り出ることに。これは教科書を塗り替えるレベルの大発見だ。
測量した栗原さんも「正規の方法で観測をしましたので、(国土地理院に)報告していいかなと思います」と太鼓判。後日、国土地理院の白井さんに確認したところ「ロイ君が測ってくれた情報は有用だと思いますので、参考情報とさせていただきます」との回答を得た。

検証の結果、「奥穂高岳の標高は公式データ3,190mよりも1m高くなっていた」という新事実を勝ち取ったロイ一行。近い将来、教科書の標高ランキングが変わるかも!? 

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「日本の山の標高ランキングは正しいのか?実際に検証してみました!」絶景映像&恐怖の急斜面VR映像も!<初耳トライ>は「林先生の初耳学」公式YouTubeチャンネルで配信中
【公式YouTubeチャンネル】

次回11月8日(日)の「林先生の初耳学」では、中島健人&3時のヒロインが"歌うま数珠つなぎ"にトライ! 東大王・林輝幸は納言・薄幸&ロイ君と"終電逃して歩いて帰ったほうが早いのはどこまで?検証"に挑む。

「林先生の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
博学で知られる林先生でさえ知らなかった知識を"初耳学"に認定する。
https://www.mbs.jp/mimi/