隣県であることや県名の漢字表記が似ていることから、間違えられることの多い島根県鳥取県。以前にも中国新聞ウェブ版における県庁の写真の取り違えがSNSで話題となったが、今回は毎日新聞がやらかしてしまった。

毎日新聞は2020年4月19日、このような訂正文を紙面に掲載した。

「18日朝刊22面『コロナ感染者1万人』の解説記事で、一部地域で『鳥根県』とあるのは『島根県』の誤りでした」


島根と鳥取が混ざった? 出雲大社(左)はFlickr、kovmakityさん提供、鳥取砂丘(右)はイメージ写真

鳥根県...たしかに遠目に見ると島根に見えるが、なぜ混ざってしまったのだろうか。

こうした毎日新聞の訂正文を見たユーザーからはツイッターに、

「島根と鳥取が合併?」
「鳥取と島根を間違えるのはあると思いますが、鳥根は無くないですか??」
「普通間違えない。どう変換したのか知りたい」

といった声が寄せられている。

「入力ミスです」

Jタウンネットが21日、毎日新聞の社長室広報担当に確認したところ、誤植は「事実です」と認めた。

誤植があったのは、東京本社が発行した12版の一部と13版の一部だという。確かに、千代田区にあるJタウンネット編集部に届いた14版には「鳥根」という誤植も訂正文もなかった。

誤植の原因に関しては「入力ミスです」と説明。そのうえで、

「その後の確認作業も怠り、読者の皆様にご迷惑をおかけしました。申し訳ありません」

と謝罪した。