静止画・動画を合わせたカメラ売上20傑、2019年版
上位製品では1万円台の低価格製品が目立つ中、Top10までで突出して価格が高かったのがキヤノンの「EOS Kiss M」だ。上位10機種で唯一のレンズ交換型カメラで平均単価は8万1400円。一眼レフからミラーレス一眼への移行が急速に進む市場を反映した。Top20のうちパナソニック製品は1モデル、デジタルビデオカメラがランクイン。9位の「HC-V480MS」は90倍の高倍率ズームを実現しながら2万6800円と手ごろだったのが受けた。
ソニーの「α6400」はTop20の中で唯一の10万円を超える11万5100円。機能のバランスがよく人気を保っている。ミラーレス一眼ではEOS Kiss Mの次に付けた。一眼レフでは、13位のキヤノン「EOS Kiss X9i」が最高位。17位でニコンの「D5600」が続いた。20位に滑り込んだのが、DJIのジンバル付きデジタルビデオカメラ「OSMO POCKET」。同社の新カテゴリー製品OSMOを小型化し、強力な手振れ補正ジンバルを実現したことや、手のひらに収まるサイズ感やギミックの面白さが受け、上位にランクインした。
静止画向け、動画向けの境目がなくなりつつある撮影機器市場だが、今回集計した年間販売台数の内訳は、静止画向けが7割を占めた。まだまだ静止画メインの製品が主体だが、同時に動画を撮るという利用形態も珍しくなくなっている。静止画・動画を区別なく等しくカバーできるような製品も新たな製品ジャンルとして成立しそうだ。(BCN・道越一郎)
