最後の日を迎えたヘーネス会長の記憶:カンプノウの悲劇、リベリ、そしてダイスラー

バイエルン・ミュンヘンの会長としての、最後の朝を迎えたウリ・ヘーネス氏。この日の19時より行われる年次総会において、最後のひと仕事が待っているところだが、地元ラジオ局バイエルン3とのインタビューに応じ、「まだ落ち着いているが、しかしおそらく満員のオリンピックホールを前にして、感情的にグッときてしまうことだろうね」と、その心境を明かしている。
これまでの中で、最も心に残っていることとして挙げたのが、1999年に行われたチャンピオンズリーグ決勝、マンチェスター・ユナイテッドとの『カンプ・ノウの悲劇』だった。「そのい1年間における取り組みが、わずか2分間のうちに終焉を迎えてしまったのだからね」
だが残念な記憶として残っているのが、セバスチャン・ダイスラーであり、思いうつ病により現役生活を終えることになった同選手について、ヘーネス会長は「彼は私のところにきて、「ヘーネス会長、もう僕は無理です」と口にしたことは、衝撃的だった」と振り返っている。
財政面では独壇場

なお自身の今後については「ひとまずは予定はない」状況であり、「これからどんなことが待っているのか」を楽しみにしているところだが、一方で「ロベリー時代からの過渡期」にある現在のバイエルンは、昨季はCL16強でリヴァプールに敗退を喫したものの、「競技面でも財政面でも最高の状態にある」と胸を張った。
9月の発表ではクラブ最高金額となる売り上げと利益を計上しており。昨年よりも14.1%増しとなる、7億5040万ユーロ(前年度6億5740万ユーロ、10年前より約4億ユーロ増)の売り上げと、税引前利益 7530万ユーロ(前年度4620万ユーロ)、税引後利益5250万ユーロ(前年度2950万ユーロ)を記録。
これはドイツ2番手のボルシア・ドルトムントに大きく溝を開けるものであり、ドルトムントの売り上げはこの2年で約5億ユーロ前後、税引後利益はバイエルンのわずか3分の1弱ほどとなっているところだ。
