走るコンピュータとも言えそうな米テスラ社の人気EV「モデルS」。

いち早く「P85D」グレードに自動走行機能を搭載するなど、先端システムへの対応が早いことに驚かされます。

このモデルではビューカメラ、レーダー、360度超音波センサーをリアルタイムの交通情報と組み合わせることで道路状況を選ばずに自動走行を可能にします。

一時停止標識、信号、歩行者を常時監視しており、意図しない車線変更を警告。

TESLA_MODEL_S(出展 TESLA)

ただ、さすがの米国でも技術の進歩に法整備が追いつかないようで、その機能を公道で試すことはまだ出来ないようです。

と言うのも、同車は既に自律走行機能を備えていますが、これらの機能は法整備の状況等に合せ、ソフトウェアのアップデートを通じて段階的に有効になる仕組み。

現在搭載されている「6.2」バージョンのソフトウェアが「7.0」にアップデートされれば自律走行機能の90%が利用できるようになるそうで、現在はそのタイミングを見計らっている状況のようです。

TESLA_MODEL_S

自動駐車機能も備わっており、クルマが自身で駐車スペースを見つけて自動的に駐車。

スケジュールをインプットしておけば出発時間になると車内の空調温度を調整、ガレージのドアを開け、いつでも出発できる状態で待っているといった具合。

ちなみに現時点の最新「6.2」バージョンでは「自動緊急ブレーキ」と「死角警報」が有効となっています。

TESLA_MODEL_S

ソフトウエアのバージョンアップでクルマを進化させることが出来るとはまさにパソコン並み。中でも「7.0」バージョンで可能となる自律走行で注目されるのが「自動追い越し機能」。

WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)によると、接触事故発生時など責任の所在が問われるこの機能にテスラが出した回答は非常にシンプルなものでした。

自動追い越しをする際、ドライバー自身にウインカーを出させるという単純なもの。

この操作により、ドライバーが自動追い越しするのに適切な道路状況と判断したことになり、その結果に対してドライバーが責任を負うことになるという訳です。 

このように、NASAからの委託事業で地球とISS(国際宇宙ステーション)間で再使用可能な宇宙船を往復させているイーロン・マスクCEOにしてみれば、もはや地球上での自律走行はさほど高度な技術とは捉えていないのかもしれません。

■テスラ モデルS Webサイト
http://www.teslamotors.com/jp/models

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(Avanti Yasunori) 

TESLA_MODEL_STESLA_MODEL_STESLA_MODEL_STESLA_MODEL_S

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