LFCに謎のチャイナトップチーム勢参戦
ネットワーク構想は謳っていないが、東アジア&東南アジア、そしてオセアニア地域から出場選手を招聘しているプロモーションの元祖といえるLFCには、今大会も韓国(2人)、中国(6人)、日本(3人)、豪州(3人)、ニュージーランド(2人)、フィリピン(3人)に加え、地元といっていい香港から1名と、20人のファイターが集結する。
その強さを手に入れたのは、倒れない、倒れてもすぐに立つという戦い振りだ。「UFCのスカウトが気に入るファイトではないかもしれないけど、とにかく勝つことが重要だから」と前述のドンヒョンのいう堅実なファイトを、未知のチャイナ・トップチーム(CTT)所属のリ・ジンリャンが攻略できるか。
チャイナ・トップチームといえばUFC参戦中のヂャン・ティェカンの戦い振りから、まだ評価云々以前、発展途上という印象でしか見ることができないという意見が大半だろう。新疆ウィグル地区出身のリ・ジンリャン、新疆ウィグルは内モンゴルと並ぶMMAファイターを数多く生んでいる地域だ。この両地域出身のファイターに共通するのは、散打&レスリングがベースで、CTT所属とくれば、この二つにブラジリアン柔術の技術を修得中という点だ。
LFCでは3勝1敗でタイトル挑戦権を獲得しており、結果を残しているリ・ジンリャンだが、ベ・ミョンホ有利は動かしがたいだろう。
セミではベ・ミョンホと同じLFC05で韓国のゾ・ナムジンを破ってバンタム級チャンピオンになったヤオ・ホンガンが、同じ中国のジュマヴィエク・トルスンの挑戦を受ける。トルスンはメインに出場するリ・ジンリャンと同じ新疆ウィグル自治区生まれのファイターだが、一見して中国人とは思えないテュルク人(=トルコ人)系の容姿をしている。
王者ヤンにとって、キャリア唯一の敗北を喫した相手が、LFC初出場で王座挑戦権を得たことになる。トルスンは現在も新疆体育大学に在籍中で、所属も同大学という珍しいファイターだ。一方の王者ヤオはCTT所属だが、散打出身でなく中国式レスリングといわれるシュワイジャオ出身。道着+シューズ着用のシュワイジャオの技術的な特徴か、シングルレッグから足払いや、サイドについて崩す攻防を多く見せるヤオ、リベンジが掛かった防衛戦となる。
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