犬が臭う主な原因とは?

犬から発生する独特な犬臭は、犬の皮脂や体臭が主な原因です。犬は汗をかきにくい動物ですが、皮脂は分泌しています。皮脂が被毛に付着することで雑菌が繁殖し、独特の臭いにつながっているケースが多いです。

他にも歯石や歯周病による口臭や耳の汚れ、さらに犬の臭いが染み付いたベッドやカーペットが臭いの発生源になっていることも少なくありません。

犬臭が強くなりやすい犬種の特徴

臭いの感じ方には個体差がありますが、犬の中でも「臭いが発生しやすい」と言われる犬種も存在します。

「長毛種」は被毛に汚れや湿気が残りやすい傾向あり 「垂れ耳の犬種」は耳の中が蒸れやすい 「シワの多い犬種」はシワに汚れが溜まりやすく、臭いの原因になりやすい 「皮脂分泌が多い犬」

ただし、臭いが出やすい理由は犬種だけでなく、日頃のケアや生活習慣も大きく影響します。

『犬の臭いを消す方法』6選

ここでは、具体的な臭い消しの方法を紹介します。部屋の臭い対策にも効果があるので、部屋の消臭対策から愛犬の臭いを軽減する効果的なケアの仕方までをみていきましょう。

1.ベッドや毛布を定期的に洗濯する

犬が毎日使う寝具には、皮脂や抜け毛、よだれなどが蓄積しています。また、犬用ベッドだけでなく、愛犬が気に入っているソファや毛布なども臭いが付着していることが多いです。

愛犬がよく使う布製のものは、1~2週間に1回を目安に洗濯することで、部屋に蓄積された犬臭を軽減できるでしょう。

2.ブラッシングを習慣化する

抜け毛や汚れを取り除くことで臭い対策につながることも多いです。そのためには、毎日ブラッシングすることを習慣化することをおすすめします。

特に換毛期は、毎日のブラッシングが効果を発揮しやすいです。抜け毛やフケが部屋に飛び散るのを防ぐため、ブラッシングしやすい専用のスペースを作ったり、抜け毛が集まりやすいシートの上などで行うのがおすすめです。

3.歯磨きを毎日の習慣にする

口臭対策は意外に見落とされがちな盲点です。しかし、口の中が汚いままだと、口臭やよだれの臭いがキツくなってしまい、部屋の犬臭につながりやすくなります。

毎日の歯磨き習慣を身につけることで臭い消しに効果が期待できるので、「毎日はやっていない」というご家庭は、今日から歯磨きする習慣を始めましょう。

4.耳のケアをする

耳垢が多い犬は、耳からも犬特有の臭いを発生しがちです。少しでも臭いを軽減するためには、定期的な耳のお手入れが必要です。特に垂れ耳の犬は、耳の中が蒸れやすいので、きちんとケアしてあげてください。ただし、やりすぎは逆効果になるので注意しましょう。

5.家全体を換気する

臭いがこもると、犬臭をさらに強く感じるようになります。そのため、毎日の換気は犬がいるご家庭では非常に重要です。

愛犬が過ごしている部屋だけを換気するのではなく家全体を換気します。家のあらゆる窓を開けることで、家の中の空気が循環しやすくなり、犬臭が外へとより排出されやすくなりますよ。

6.カーペットやソファも掃除する

犬臭は犬自身よりも、生活空間に蓄積しているケースも多いです。特に布製のソファやカーペット、カーテンなどにこびりついていることが多いので、掃除機や消臭スプレー、可能であれば丸洗いして、環境から臭いを取り除きましょう。

病気が原因で臭いが強くなることも

もしも急に愛犬の臭いが強くなった場合は、注意が必要です。もしかすると、何らかの病気が原因で口臭や体臭がキツくなっている可能性が考えられます。

口臭が異常に強い 耳から強い臭いがする 皮膚から異臭がする 体臭が急に変わった

臭いは健康状態を知るバロメータになることもあります。もしも上記のような異変を感じたら、まずは動物病院を受診し、病気が隠れていないか診てもらいましょう。

まとめ

犬の臭いは、皮脂や口臭、耳の汚れ、寝具の汚れ、そして部屋の環境など、さまざまな原因が考えられます。消臭剤だけで対処しても効果が薄いので、まずは臭いの発生源を特定し、それに合った対処法を実践することが消臭の近道になるでしょう。

また、急に臭いが強くなったり異常な臭いを感じた場合は、病気が関係していることもあります。日頃から、ブラッシングや歯磨きなどを通して、愛犬の臭いをチェックすることも忘れないでくださいね。


(獣医師監修:寺脇寛子)