脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「決めることで、人生の時計は進んでいく」を公開した。動画内で茂木氏は、人生における意思決定の重要性と、「決めない」ことや他人の決断を妨げる行為の弊害について、独自の視点から力強く提言している。

冒頭、茂木氏は進路や日々の食事など、人生において迷う場面は多々あるとした上で、「決めないっていうことも1つの決定」であると指摘。「とりあえず決めないと、決めてないってこと自体が、1つの状態になる」と述べ、決断を保留することの意味について語った。決断することで他の可能性は減るものの、人生は一度に一つのことしかできないという事実を強調している。

続けて、人間は1日に何千回も小さな決定を繰り返しており、その選択の積み重ねによって人生が作られていくと説明。その選択が最善だったかどうかはわからず、アクセス不可能なパラレルワールドの人生と比べても仕方がないと主張した。その上で、「決めないで曖昧にしておくこと」や「他人が決めようとする時にそれを邪魔をする」といった行為は「人間として一番良くないことだ」と厳しく批判。「ウダウダグダグダ言う」ことで世の中が間違った方向に向かい、自身も駄目な方向へ進んでしまうと警鐘を鳴らしている。

最後に茂木氏は、一つひとつの物事を決めて進んでいくしかないと述べ、「決めることによって人生の時間は進んでいくし、刻まれていく」と表現した。決めるという行為は「暗闇へのジャンプ」であり勇気のいることだが、自然にできるようにならなければいけないと視聴者にメッセージを送り、動画を締めくくった。

チャンネル情報

一人ひとりの「個性」が活かせて、「自由」で、「創造的」な生き方ができるように、応援するような発信をしていきたいと思います。複雑な現代を生きるための、科学、社会、本、音楽、映画、文化、芸術、人間、コメディを扱う総合的な脳の教養のチャンネルです。人間の脳のこと、人工知能のこと、創造性のこと、個性のことなどを考えます。