プロ入り後はPKを外したことがないという小川。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 2016年1月3日、桐光学園のエースだった小川航基は青森山田高との選手権3回戦でPKを2度失敗。試合後に「気持ちの部分がまだ未熟だった」と反省した。

 その後、プロの道に進んだ小川はPKを一度も失敗していないという。

「プロに入ってからまだ外したことは多分なくて、練習も含めて。ワールドカップで優勝するためにはどこかでPK戦があるはずで、そこで1本決めるか否かで大きく変わってくる。運じゃなくて実力だと思って、しっかりと練習してきたものを出したいです」

 2026年6月6日(日本時間7日)、北中米ワールドカップに向けて事前キャンプ地のモンテレイで練習を終えたあと、日本代表の小川はそう語った。選手権での失敗を糧にどう進化を遂げたのか。

「どんな状況でも自信を持って狙ったところに蹴れるメンタリティが身についたと考えています」
 
 PKへの自信だけでなく、現在の状態そのものも上向いている。事実、小川自身も好調を実感していた。

「コンディションも、シュートのフィーリングも、自分のメンタル的なところもすごく備わってきている」

 ワールドカップに向けて調子が上向きなのは朗報だ。5月31日のアイスランド戦でもヘッドで決勝弾を決めるなど存在感をアピール。“自分の形”をチームメイトに再確認してもらえたことが何より嬉しかった。

「あのヘッドでこういうのが得意とチームメイトに思ってもらえたはずです。それはすごく大きなことで、その意味でアイスランド戦のゴールには価値がありました。本番までもう少し時間があるので、精度の部分を練習で上げたいです」

 オランダリーグ得点王に輝いた上田綺世に目を奪われがちだが、CFには小川もいる。オランダ戦に向け調子を高めているのは心強い。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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