RSK

写真拡大

特集は岡山県倉敷市出身のボクサー、元・WBAフライ級チャンピオンのユーリ阿久井政悟選手です。おととし(2024年)、岡山のジムで初めての世界王座に。その後、ベルトを失いましたが返り咲きを目指し鍛錬を積んでいます。そして、きょう(6日)に控える次戦は階級を一つ上げたスーパーフライ級で挑むことになりました。変化を続ける阿久井選手が見据えるものは…

【画像を見る】ユーリ選手の独自トレーニングは?家族との時間で見せる表情

(この記事は前編・後編の前編です)

2人の娘ら家族と初詣「見守ってください」

(長女・千聖ちゃん(5)・次女琴乃ちゃん(3))
「雪うれしい雪楽しい!」

元WBAフライ級世界王者ユーリ阿久井政悟選手(30)
「勘弁してほしい…」

(阿久井選手の妻・夢さん)
「こんな天気になるとは…、寒すぎる」

今年1月。練習の合間を縫って、久々に家族で初詣に訪れました。

(ユーリ阿久井政悟選手)
「上のお姉ちゃん2人が喧嘩しませんように」
(阿久井選手の妻・夢さん)
「それだけ?もっと大事なことがあるでしょ」

(ユーリ阿久井政悟選手)
「家族が健康でいられますように」

(阿久井選手の妻・夢さん)
「自分のことは!?」
(ユーリ阿久井政悟選手)
「そういう柄じゃない神頼みとかそんな柄じゃない」
「頼ってもだめかな、見守ってください」

それでも、願わずにはいられない、目標があります。

岡山のジム所属のボクサーとして初めて「世界王座」に しかし…

おととし1月。阿久井選手は当時のWBAフライ級王者に勝利し、岡山のジム所属のボクサーとして初めて、世界王座につきました。

しかし、去年3月、チャンピオン同士で戦う王座統一戦。実績で上回る寺地拳四朗選手に対し11Rまで優勢でしたが最後にテクニカルノックアウト。

ベルトを失い、引退も頭をよぎりましたが…

(ユーリ阿久井政悟選手)
「応援してくれる人がこんなにいたんだ」
「また世界とってくれるんだろって思ってくれている、期待に応えます」

「もう一度、世界王者に」

仲間に背中を押され、もう一度、世界王者を目指す覚悟を持ちました。

母校・環太平洋大学でのフィジカルトレーニングもイチから見直し、目指すのは「人間本来の動き」。

トレーナーと二人三脚で力まない、しなやかなボクシングを目指しています。

(記者)
「進化系ユーリ阿久井政悟?」

(ユーリ阿久井政悟選手)
「バージョン3.3ぐらい」
(環太平洋大学 野仲直樹コーチ)
「(普通は)3.0とかですけどね。キリが悪い」

再起をはかる中で感じたのは、純粋にボクシングを追究する喜びです。

(ユーリ阿久井政悟選手)
「失ったものを取り返しに行く再スタート、それが逆に気持ちいい」
「新しい自分でいけるから」

王座陥落から9か月経った去年12月。ユーリ阿久井政悟選手の復帰戦が決まりました。

その心境や復帰戦の勝敗、きょうの試合に向けての意気込みは【後編】にまとめています。