5回、中前に適時打を放つ嶋村(投手・平良)=撮影・山口登

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 「阪神2−4西武」(4日、甲子園球場)

 阪神は剛腕・平良にねじ伏せられて3連敗したが、嶋村麟士朗捕手(22)が五回に代打で中前適時打。2日連続の複数失策などで甲子園では5連敗も、デイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏は、本塁打を除くチーム49イニングぶりのタイムリーを放った嶋村の今後に期待した。

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 西武の平良投手は防御率0・75という数字が示す通り、今の日本球界を見渡してもなかなかいない強烈なピッチャーです。クイックモーションから150キロ後半の直球を投げ込み、変化球も多彩で、バッターにとってはかなりタイミングが取りづらい印象でした。

 特に右バッターの内側に食い込んでくるツーシーム系のボールは素晴らしく、六回無死一塁で森下選手が併殺に打ち取られたボールも相当厳しい一球でした。攻略の糸口をつかもうにも、試合を通してチャンスボールはほとんどなかったですし、圧倒的なピッチングをされたと言えます。

 そんな平良投手に対して、五回に代打でタイムリーを放った嶋村選手は素晴らしいの一言に尽きます。代打で結果を出すことがどれほど難しいか。しかも重圧のかかるチャンスの場面でした。

 真っすぐを待ちながら、抜いたチェンジアップを我慢しながら片手で中前に運びました。素晴らしい技術力と準備力のたまものです。代打での打率が4割を超える勝負強さで、今後も大いに期待したいですね。