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サバの高騰が続き、缶詰なども値上げラッシュに。こうした中、サバに代わるある魚が注目されています。

■魚定食の定番も…頭悩ませる“値上げ通知”

皮目はパリッと、身はふっくらジューシーに。魚定食の定番、サバの塩焼き。

お客さん
「脂がのっていておいしい。サバで元気出る」

食卓でもおなじみの“大衆魚”サバ。都内のサバ専門店では、国産やノルウェー産のサバなどを使い、9種類のサバ定食が楽しめますが、毎月来る値上げの通知に頭を悩ませているといいます。

下北SABA食堂 佐助・星幸輔社長
値上げの通知、このように毎月。20円今回は上がる、というような通知が来る」

そこで…。

下北SABA食堂佐助・星幸輔社長
「創作料理入れたり、サバ専門店なのに違う魚を使ったり」

サバの使用量を減らすために、キムチやアボカドを使った創作メニューを今月から販売。サバ専門店なのに、新たに供給が安定しているホッケ定食の販売も始めました。

■今や“高級魚” 逆転現象も

資源保護のため、漁獲枠が去年の半分ほどに減少しているノルウェー産のサバ。

世界的に争奪戦が起きていて、去年1月の輸入価格は1キロで417円だったのが、今年3月には倍以上の924円まで高騰。先月も755円と高値が続いています。

千葉県にある鮮魚店でも、ノルウェー産のサバが去年よりも200円ほど高値になっていました。

石毛魚類みつわ台店・坪井義裕店長
「ノルウェー産2枚入りで798円(税抜き)。1年前だったら598円とか。高級魚にだんだんなっていっているんじゃない。ノルウェー産に関しては高級魚でしょ」

買いに来たお客さんも“特別感”があるようで…。

サバを購入
「夫が誕生日なのでシメサバ作るかなと、シメサバ好きだし。思い切って買った。誕生日とか、ご褒美的なご飯のときにシメサバ」

こんな逆転現象も。

サバを購入
「(サバ)今798円(税抜き)」

――隣に持っているのは

サバを購入
「うなぎです。きょう安かったので」

――どっちの方が安い?

サバを購入
「(うなぎ)777円、こっちの方が安い。逆転している」

この店では今や、うなぎよりもサバの方が“高級魚”になっていました。

■頼みの綱のサバ缶も値上げへ 土産物にも影響

頼みの綱のサバ缶も、はごろもフーズが来月1日出荷分から20%以上値上げ。ウミオスは、7月1日納品分から、サバ缶などの缶詰やギフトなど55品目をおよそ2%から24%値上げします。

土産物でも人気の福井県の名物「焼き鯖(さば)寿司」も。

一乃松製造調理部・森下雅之部長
「仕入れ価格が1.5倍以上になっている。うちが扱っている焼き鯖寿司も値上げせざるを得ない状況」

■ニシンが救世主に? 味や値段は?

店も食卓も打撃を受ける“サバの高騰”。この危機に、冷凍サバを販売する都内の水産会社が“ある魚”に目をつけました。

ニチモウ食品事業本部・木川雄貴さん
「サバが高騰している中で新しい商品をデビューさせました。ニチモウの熟成骨切り塩にしん、にしん王子です」

サバと同じ青魚の「ニシン」です。

――ニシン販売の理由

ニチモウ食品事業本部・木川雄貴さん
「ノルウェーのサバは漁獲枠が減少し、価格も当然上がるし、供給面でも安定性が見込めない可能性が高いので」

とはいえ、サバよりは、なじみがないニシン。気になるお味は…。

大藤歩楓(news every.取材班)
「すごく身がふわふわで、サバと同じくらい脂がのっています」

ノルウェー産のニシンの脂ののりはサバにも“匹敵”。塩を加えて熟成させたため、ニシン特有の臭みはなく、骨が多いニシンを食べやすく加工しているといいます。

そして何よりも魅力なのが、そのお値段。今月から販売を始めた埼玉県の鮮魚店「角上魚類 川口店」に行ってみると、ニシンをサバより80円安く販売していました。

「サバよりもこっちがいいな。ニシンがいい。サバ高いから、こっち(ニシン)食べればいい」

「ニシン全然見ていなかったから」「サバ買う機会があればニシンにしようかな」

サバが高騰する中、ニシンが救世主となるのでしょうか。