竹ノ塚の昭和14年建設の日本家屋で、縁側に座って庭を眺めながらコーヒーを。国の登録有形文化財でゆるりとひととき

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・竹ノ塚の喫茶店『縁側カフェ』です。

日本庭園を望む広縁でほっと心安らぐ時間を

久しぶりに買った原稿用紙をカバンに詰め込んで、再びここを訪れた。書院造りの客間の横には広縁の席。そこへ座って窓の外を眺めると、築山から流れるように配された梅がちらほらとほころんで、もうすぐ春が来るよと告げてくる。そんな風情は、どこか昔の作家の別荘や彼らが逗留した旅館を思わせ、自分も紙とペンに向き合ってみたくなった。

そもそも、この日本家屋は昭和14年に建てられた平田源七氏の邸宅。店を切り盛りする井上真理江さんの曽祖父だ。平成24年に国の登録有形文化財に指定され、約10年前からその一部を喫茶室として開放している。

ハンドドリップで淹れてくれるコーヒーを啜り、柔らかな日差しに包まれていると、たちまち身も心もほぐれてくる。

いちごのタルト860円、本日のコーヒー640円(セットで−100円)

『縁側カフェ』(手前)いちごのタルト 860円 (奥)本日のコーヒー 640円(セットで−100円) 本日のコーヒーはその時々で浅煎りと深煎りの2種類を用意。サクッと軽やかなタルト生地にマスカルポーネのクリームとフレッシュなイチゴがたっぷりのる。※イチゴの種類により価格が若干異なる

きっと初代の家主も日向ぼっこしながら余暇を過ごしたに違いない。ここには今も変わらずやさしく幸せな時間が流れている。さあて、そろそろ席も埋まってきた頃合いだ。この文章を締め括ってお暇しよう。

『縁側カフェ』庭園の眺めのほかにも、建築当時の職人の細やかな手仕事を感じさせる窓枠や天井の造りにも注目したい

竹ノ塚『縁側カフェ』

[店名]『縁側カフェ』

[住所]東京都足立区西保木間2-5-10

[電話]050-5589-7284

[営業時間]11時半〜18時(17時半LO)

[休日]土・日・月(他、不定休あり)

[交通]東武スカイツリーライン竹ノ塚駅東口から徒歩14分

撮影/小澤晶子、取材/菜々山いく子

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

※画像ギャラリーでは、抹茶の画像をご覧いただけます。

※月刊情報誌『おとなの週末』2026年4月号発売時点の情報です。

【画像ギャラリー】『縁側カフェ』の「いちごのタルト」「本日のコーヒー」がコレ!サクッとしたタルト生地にフレッシュないちごがたっぷり(7枚)