天皇陛下の勅使が乗る車の前で「独島」横断幕掲げ逮捕 靖国神社で韓国人トラブル再び、過去には放火未遂や爆発音騒動
靖国神社で「独島(竹島の韓国呼称)は我が領土」と書かれた横断幕を掲げた韓国人の男が、4月22日に逮捕された。国内の複数のメディアを通じて報じられている同事件は、韓国でもメディア各社が追ってニュースにしている。
韓国で第一報を伝えた通信社『聯合ニュース』は、「ヤスクニで“独島は我が領土”の横断幕、韓国人男性が日本の警察に逮捕」と見出しを打ち、「春季例大祭が行われている靖国神社で“独島は我が領土”と書かれた横断幕を掲げようとした韓国人の男が、威力業務妨害容疑で逮捕された」と報じた。
併せて「春季と秋季の例大祭が行われる時期、靖国神社には天皇の勅使が供物を奉納するために訪れることで知られている」とし、男が天皇陛下の勅使が乗車していた車の前で横断幕を掲げた点や、逮捕後に「自分のやりたいことをやった」と供述した内容などを伝えている。男は「独島は我が領土」のほか、「対馬も我が領土」「戦争犯罪者の靖国神社参拝を中止せよ」などと書かれた紙も掲げたという。
ケーブルチャンネル『韓国経済TV』は「ヤスクニで何をしているんだ…韓国人が現行犯逮捕」と題し、事件の詳細を伝えるとともに、靖国神社について「明治維新前後の日本内戦や帝国が引き起こした戦争で亡くなった約246万6000人を追悼する施設だ。太平洋戦争のA級戦犯が合祀されており、日本の軍国主義の象徴と評価されている」と紹介した。
ほかにも『中央日報』『東亜日報』『朝鮮日報』などの一般紙に加え、『ソウル経済』『毎日経済』などの経済誌といった多くの媒体が同事件を取り上げている。

靖国神社における韓国人の事件は過去にも発生している。2013年9月には神社への放火を試みた男が逮捕され、2015年11月には神社内のトイレで爆発音があった事件で、翌12月に当時27歳の男が建造物侵入の疑いで逮捕された。
今回の事件に先立ち、高市早苗首相が21日に靖国神社へ供物を奉納したことをめぐって、韓国政府は遺憾の意を表明した。
外交部は21日に発表した論評で「わが政府は日本の過去の侵略戦争を美化し、戦争犯罪者を合祀した靖国神社に日本の責任ある指導層が再び供物を奉納したり、参拝を繰り返したりしたことに対し深い失望と遺憾の意を表する」とし、「日本の責任ある指導者たちが歴史を直視し、過去に対する謙虚な省察と真の反省を行動で示すことを求める」「これは両国間の信頼に基づいた未来志向的な韓日関係を構築していくための重要な土台であるという点を、改めて強調する」と明らかにしていた。
