夫の浮気を相談したら…味方だったはずの義母が豹変! 耳を疑う“汚い本音”に凍りついた
今回はそんな経験をした女性のエピソードをご紹介しましょう。
◆偶然見つけてしまった衝撃の写真
金田希美さん(仮名・31歳)は、結婚して間もなく人生が一変する出来事に直面し、新婚の幸せに包まれていたはずの日常は、ある日を境に崩れ始めました。
信じていた夫の裏切り。頭では理解しようとしても感情が追いつかず、怒りと悲しみが入り混じったような状態が続きました。希美さんは夫と何度も話し合いを重ねましたが、溝は埋まるどころか深まっていく一方で、心はすり減り追い詰められていったそう。
そんな中、希美さんが藁をも掴む思いで頼ろうと思った相手が、義母でした。
◆「それは辛かったわね」寄り添ってくれた義母
「夫はマザコンぽかったので、最初はダメージを与えてやりたくて相談したのですが、思っていたよりしっかりと話を聞いてくれるし励ましてもくれて……とても頼りになりありがたかったんですよ」
義母は驚くほど冷静に、そして真剣に話を聞いてくれて、希美さんの話に耳を傾けながらうなずき「それは辛かったわね」と寄り添ってくれました。そんな姿に張り詰めていた気持ちが少しだけ緩んだそう。
「『この人は、少なくとも私の味方でいてくれる』。そう思えたことが、どれほど心強かったか。義母はその後すぐに夫を呼び出し、きつく注意をしてくれたんですよ」
しかしその一方で、希美さんの耳に何度も残った言葉があったそう。「くれぐれもこのこと、あなたのご両親には言わないでね」。その言葉は最初、思いやりのようにも聞こえました。
◆我慢できず母親に相談したら……義母の本性があらわに
「『きっと余計な心配させないようにってことなんだろうな』と思ったのですが、繰り返し言われる度にどこか違和感が募りました。だんだんと自分の母親にも相談したくなってきてしまい、ついに話してしまったんですよね」
ただ聞いてほしくて、味方でいてほしかった……それだけの行動だったそう。
「ですが、その事実が義母の耳に入ったようです。すると、それまで穏やかだった態度から一変、義母は烈火のごとく怒りを爆発させました。
『あれほど言うなと言ったのに! うちの息子の恥を晒してどういうつもり? 結局はあなたが魅力的じゃないから浮気されただけでしょ? こっちは息子を守るためにあなたのつまらない話を延々と聞いてやったのに、全部無駄になったじゃない!』と、大声でブチ切れられてしまって」
その言葉は、希美さんの心を一気に冷えさせました。それまで優しさだと思っていた態度は、すべて演技だったのだと気づかされた瞬間でした。
「『あぁ、この人は息子の浮気を何も悪くないと思っているんだな』と唖然としましたね」
◆さらに追い打ちをかけられて
義母にとって大切なのは、嫁の心でも正義でもなく、ただ一つ“息子の体面”。味方に見えていた存在の本音が、これ以上ないほど残酷な形で露わになってしまい……。
「さらに追い打ちをかけたのは、夫の態度でした。夫は義母の言葉をなだめるどころか、『母さんの言う通りだ』『大ごとにする方がおかしい』と平然と私を責めるばかりで」
そして、希美さんははっきりと悟りました。
「浮気された側の気持ちより“息子の体面”や“つまらない見栄”を最優先する考え方についていけませんでした。夫と義母は根本的な価値観が同じで、私とは決定的に違うんだと気づいたんです」
◆そして最後の決断は
その後も話し合いは続けられたものの、理解されることは一度もありませんでした。それどころか、浮気された被害者であるはずの希美さんが、次第に“問題を大きくする厄介な存在”として、邪魔者のように扱われるようになってしまったそう。
「こんな人たちと家族でい続けるなんて無理だし、そんな時間は人生を捨てているようなものだ」と思った希美さんは、最終的に離婚を決意しました。
「義母が味方になってくれたのかもしれない……そんな一瞬の希望もありましたが、それは幻でした。その後、夫との価値観の違いがはっきりと浮かび上がり、答えは静かに、ですが確実に、固まっていったんですよね」とため息をつく希美さんなのでした。
<文・イラスト/鈴木詩子>
【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

