ノジマ

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 家電量販店大手のノジマが、日立製作所の家電事業の買収を検討していることが21日、わかった。

 同日の取締役会で決議し、発表する方向だ。洗濯機や冷蔵庫など幅広い商品を手がける日立の家電事業を取り込むことで、ノジマは自社の商品開発力を高めるとともに、家電量販店の店舗網を生かした販売強化を狙う。

 日立子会社の日立グローバルライフソリューションズ(GLS)が手がける家電事業や業務用空調機器関連事業などのうち、ノジマは家電事業を買収することで調整している。日立GLSは掃除機や洗濯機、冷蔵庫などの白物家電を中心に手がけており、2025年3月期の売上高は3676億円。このうち家電事業は6割程度を占める。

 日立はIT・デジタル技術を活用した法人向けサービス事業を軸にビジネスモデルの転換を進めている。これまでも化学事業など、中核事業と関連性の低い事業の売却を進めてきた。

 一方、ノジマは家電販売との相乗効果を図るため事業の多角化を進めている。17年にインターネット接続サービス大手ニフティの個人向け事業を買収したほか、25年1月にはソニーが売却したパソコンメーカーの「VAIO」を買収した。