キリンビバレッジの子ども健康飲料「キリン つよいぞ! ムテキッズ」が、4月13日より成蹊小学校の給食に導入された。これに伴い、同社は成蹊小学校の新2年生の児童108名を対象とした「免疫ケア」授業を開催。保護者を対象とした説明会も同日に実施された。



○親子の健康ニーズを背景に開発された「キリン つよいぞ! ムテキッズ」

近年、子どもの健康を取り巻く環境は大きく変化。共働き世帯が全世帯の約7割を超え、忙しい毎日の中で、親が子どもの食事や栄養管理に十分な時間を割くことが難しい場面も増えているという。



こうした社会的な問題を背景に、キリングループは事業の柱のひとつである医薬事業で得たヘルスサイエンスの知見と技術を生かし、グループ全体で「キリンキッズケア」プロジェクトを昨年6月からスタート。とくに40年にわたり同社が研究を続けてきた免疫の領域に注力するかたちで、子どもたちの健康をサポートする活動に取り組んでいる。

全国の幼稚園・保育園などと協働しながら、子ども向けの「免疫ケア」授業や保護者向けのセミナーなどの免疫ケア啓発活動を約3,000園(10万人の園児)で展開し、2026年には累計1万園の達成を目指しているという。



幅広い飲料商品を展開するキリンビバレッジは、手軽な飲料を通じた健康サポートを強みに、キリン初の「プラズマ乳酸菌」入り子ども専用健康飲料「キリン つよいぞ! ムテキッズ」を2025年に発売。

成蹊小学校の給食での提供に伴い、成蹊小学校の新2年生の児童を対象とした「免疫ケア」授業と保護者向けの説明会が実施され、説明会ではキリンの子どもの健康に関する取り組みが紹介された。



多忙な中でも「子どもの健康を願う親心」に応えるべく開発された本商品は、プラズマ乳酸菌500億個と子どもにとって重要な栄養素である鉄分を配合。子どもが好むヨーグルトテイストで、手に取りやすいようパッケージなどにも工夫を施し、「公益財団法人 日本学校保健会」の推薦用品として認定されている。

○免疫ケアで大切な生活習慣を学ぶ

成蹊小学校では今年3月に卒業式を控えた6年生を対象にした「免疫ケア」授業と、本商品を導入した給食のトライアルを実施。忙しい日々の生活の中で手軽に取り入れやすい点などを特徴とする「キリン つよいぞ! ムテキッズ」を本年度の給食から正式に導入するに至ったという。施設給食に本商品が導入されるのは、今回が初めてとのことだ。



同校2年生の児童に実施された「免疫ケア」授業は、免疫の大切さを学び、体調管理の意識を育みながら、健康習慣を児童に身につけてもらうためのもの。

「免疫ケアアドバイザー」というキリンの社内資格を持つ藤井絵里子氏が講師となり、日々の健康習慣について考えるビンゴゲームが実施されたほか、外敵から体を守る免疫の役割や日頃の免疫ケアの方法が説明された。



免疫のはたらきは激しい運動をした後、怒られた時や暑さ/寒さを感じた時など些細なことでも簡単に下がってしまうとのこと。免疫力を維持するためには「規則正しい生活」「適度な運動」「栄養バランスの良い食事」「休養(十分な睡眠と心のゆとり)」が大切だという。

「免疫ケアの方法としては毎日お風呂の湯船にしっかり浸かって、体の中から温めることが大事と言われています。肉や魚、炭水化物や野菜などバランスの良い1日3食の食事や適度な運動、十分な睡眠と乳酸菌を含む食品を摂ることも大切です。小学生の皆さんには9〜11時間寝るようにして、朝ごはんにヨーグルトやチーズ、キムチといった食品を1品追加するといいでしょう」(藤井氏)



○「給食を食と健康を考える学びの場に」

成蹊小学校ではすでに月4回ほど乳酸菌飲料や麦茶といった牛乳以外の飲料を全校の給食で導入しており、「キリン つよいぞ! ムテキッズ」も学校給食によって全学年に提供される。



「給食は単なる栄養摂取ではなく、食について考える学びの場。学校給食全体のバランスを考えながら、子どもたち自身が食や健康管理について考える機会になればと思い、『キリン つよいぞ! ムテキッズ』の採用に至りました」と、成蹊小学校校長の荻野雅氏。

牛乳以外の飲料を提供については月4回の学校給食のほか、行事前などに頻度を増やすことなども現在検討中だという。同校では運動会・文化祭のほか、音楽会、マラソン大会、ドッチボール大会、水泳大会、宿泊を伴う行事などもあり、年間を通じて行事が非常に多いそうだ。

「日頃からうがい・手洗い、教室の換気などの対策をしていますが、どうしても学校での生活は感染症が蔓延してしまいやすい環境です。残念ながら行事当日に体調不良で準備の成果を出せないお子さんもおり、体の内側からも学校で対策できないかと考えていたところ、今回のご相談をいただきました」(荻野氏)



なお、同校ではこの4月から給食費の引き上げを実施したそうだが、すでに給食で提供されてきた乳酸菌飲料などと予算的な大きな違いはないという。本取り組みの今後の展開として、高学年を対象とする授業の実施にも期待を寄せていた。

「普段から食育を大切にしていて、今日のような授業は子どもたちにとって良い機会だったのではないかなと思います。今回は2年生の向けの授業でしたが、とくに高学年になりますと、保護者様が共働きのご家庭が多く、自分で食事を考える機会やスポーツ活動・習い事も増えていきます。卒業後もいろんな活動でパフォーマンスを発揮するために、子どもたちが自分で自分の食生活や栄養バランスを考えていけるようになってくれたら、一番嬉しいです」(荻野氏)



伊藤綾 いとうりょう 1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催 @tsuitachiii この著者の記事一覧はこちら