ワイドなスタンスと張り出したフェンダーが力強さを演出

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「走る楽しさ」を追求したちいさなスポーツカー

 電動化が加速するいま、小型EV(電気自動車)のあり方にも変化が求められています。実用性や環境性能を重視するだけでなく、ドライバーが「運転すること自体」を楽しめるかどうかが、ひとつの価値基準になりつつあります。

 そうした背景のなかで登場したホンダ「Super-ONE(スーパーワン)」は、これまでの小型EVとは異なる方向性を打ち出した注目の一台です。

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 これまで「東京オートサロン2026」などの自動車イベントでプロトタイプの展示が行われていましたが、2026年4月10日から先行予約も開始されており、市販車として本格的に動き出した状況です。実際にネット上でも、Super-ONEに対して多くの反響が寄せられています。

 Super-ONEは、Aセグメントに属するコンパクトなEVでありながら、単なる移動手段にとどまらない体験価値の提供を目指して開発されています。その根底にあるのが「e:Dash BOOSTER」というコンセプトです。

 日常の何気ない移動を、感情を揺さぶるような時間へと変えることを狙いとしており、従来のEVに対するイメージを覆すアプローチといえるでしょう。

 このモデルの大きな見どころが、専用のドライブモードである「BOOSTモード」です。通常時47kWの出力を70kWまで高めることで、コンパクトな車体からは想像しにくい鋭い加速を実現しています。

 さらに特徴的なのが、7段変速を模した仮想有段シフト制御の存在です。EVでありながらギアチェンジの感覚を再現し、ステアリングのパドル操作にも対応することで、ドライバーがクルマを操る楽しさをより強く感じられる仕組みとなっています。

 また、アクティブサウンドコントロールによって、アクセル操作に応じたサウンドが車内に響く点も見逃せません。

 静粛性が特徴のEVにあえて音の演出を加えることで、加速時の高揚感や操作に対する一体感を高めています。

 視覚面でも工夫が施されており、疑似タコメーターを含むトリプルメーターや、モードに応じて変化するイルミネーションが、ドライバーの感覚を刺激します。

 走行性能についても抜かりはありません。専用シャシによってトレッドを拡幅し、安定感のあるスタンスを実現しています。

 加えて、薄型バッテリーを床下中央に配置することで低重心化を図り、車両重量は1090kgに抑えられています。

 この軽量さと重量配分の最適化により、軽快さと安定性を両立したハンドリングが期待できます。

 航続距離はWLTCモードで274kmとされており、日常使用において十分な実用性を確保しています。

 エクステリアは、コンパクトながらも存在感のあるデザインが特徴です。張り出したブリスターフェンダーやワイドなタイヤが、力強い印象を与えています。

 フロントとリアに備えられたエアダクトは、見た目のアクセントであると同時に、機能性にも寄与する設計です。

 ボディーカラーは全5色で、専用色として設定された「ブーストバイオレット・パール」は、視覚的なインパクトの強さが際立っています。

 インテリアはドライバー中心の設計思想が貫かれています。水平基調のインストルメントパネルにより視界の良さを確保し、スポーツシートは高いホールド性を発揮します。

 さらに、BOSEと共同開発された8スピーカーのプレミアムサウンドシステムを標準装備している点も特徴的です。

 車速に応じて音質を最適化する機能や、大容量サブウーファーによる迫力ある低音再生によって、移動空間そのものの質を高めています。

 このようにSuper-ONEは、コンパクトEVでありながら「走り」と「体験」の両面に強く踏み込んだモデルです。

 軽快な取り回しや環境性能といった基本性能に加え、ドライバーの感性に訴えかける仕掛けが数多く盛り込まれている点が特徴といえるでしょう。

 また、すでにネット上ではさまざまな反応が見られ、「EVでここまで遊べるのは新鮮」「小さいのに本気で走れそう」「BOOSTモードはぜひ体験してみたい」「デザインがかなり好み」「音の演出が気になる」「軽さが武器になりそう」「久しぶりにホンダらしさ全開」「ヒットしそう」「予約しました」といった声が挙がっています。

 期待と関心の高さが感じられる状況であり、実際のユーザー評価にも注目が集まりそうです。