長男が中学生に!青木裕子が子離れに戸惑いながらも、「自分の人生」を考え始めた本音

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フリーアナウンサー、VERYモデルとして活躍する青木裕子さん(Instagram: @yukoaoki_official)は、12歳と10歳の2人の男の子の母。青木さんの著書『「学びが好きな子に育つ!」 青木裕子の3歳からの子育て歳時記』には、青木さんがお子さんたちと一緒に実践してきた「体験学習」の具体例や、小学校受験の大原先生による月々のアドバイスなどがたっぷり掲載されています。

子育ての正解ってある? 教育ママじゃダメ? 子どもにとって“本当にいいこと”って? などなど、この連載では、青木さんが子育てをする上で日々感じているアレコレを、「子どもの教育」をテーマにしつつ徒然なるままに語っていただいています。この4月でお子様が中学生になった青木さん。子どもの成長に驚かされながら、「子離れ」や「自分の人生」について、母として思うことを綴ります。

中学生母になりました

長男が中学生になりました!

わー、シンジラレナイ。こんなにもあっという間に時は過ぎるのですね。息子の成長についての感慨はこれでもかというほど綴ってきているので(過去のコラムもぜひご一読くださいませ)、今回は中学生母となった私について。

何歳になっても思うことなのかもしれませんが、誕生日を迎えるたびに自分の未熟さみたいなものに驚いてしまいます。30歳になった時は「30歳ってもっとオトナだと思っていた」と感じましたし、40歳を超えた時も「私はいつになったらオトナらしくなれるのだろう」と感じました。皺も白髪も順調に増え、見た目は、十分オトナなわけですが、中身が伴っているかというと……。ちょっとしたことで落ち込むし、怒りで取り乱したり、テンションが上がって思わず調子に乗りすぎたり。見た目は大人、中身は未成熟というのはどうにもこうにもたちが悪いと感じます。

自身の年齢による区切りもですが、子どもの年齢に伴う立場の変化についても同様です。

中学生母といったら、12年前、長男を出産したばかりの私からすると、先輩も先輩、かなりベテランのお母さんというイメージでした。それがどうしたことでしょう。相変わらず、日々子どもとの接し方に戸惑っています。それどころか、学校への提出物や区への届け出にも毎回ドキドキするし、行事のたびにふさわしい服装に迷います。旅行に行けば必ず忘れ物をするし、忙しさを口実に散らかった部屋を放置することも多々。冠婚葬祭を含めた社会常識も、ママ友との上手い付き合い方もいまいち自信がありません(だから優しいママ友に助けられてばかり)。

12年も母親をやっているんだから、もう少しいろんなことが上手くできるようになってもいいはずなのに、まだまだまだまだだなあ。これじゃあかつての私が憧れていたベテラン母さんじゃなくて、ハリボテ母さんではないですか!

「子離れ」は嬉しいけど寂しい……

それに、批判覚悟で告白すると、最近切に感じているのが「子離れできない!」ということです。

息子は、小学生から電車通学だったので、電車に乗ればどこにでも行けるし、当然スマホもあっという間に使いこなせるようになっているし(親の知らない裏技を子どもって仕入れてきますよね)、さまざまな集団の中で人付き合いも経験しているようです。身長を抜かされるのはまだ先になりそうですが、靴のサイズは追い付かれました。どんどん成長して、どんどん自立していっているのを感じます。もちろんまだ中学生ですから親の力も必要ですが、「私よりずっとしっかりしている」と感じる場面も増えてきました。

それって本来とても喜ばしいことなんです。だって、自分のことは自分でできるようにと願って子育てをしてきたのですから。でも……いざ自分でできることが増えると、いささか寂しさを感じてしまうのもまた事実です。もっと甘えて欲しいなあ、一緒に出掛けたいなあと思います。幼稚園の時の癖で(園がそういう方針だったので)いまだに“ちゃん”付けで呼んでしまうことがあるのですが、はたから見るとちょっと気持ち悪い? そんなことない? 私大丈夫? と思っています。ご意見お寄せください(笑)。

そのうち休みの日も親ではなく友達と過ごしたいと言い出すのかなあ。いつまで家族旅行をしてくれるんだろう。なんて考えていたら、涙の一つでもこぼれそうになります。うん、先手必勝で、この夏の家族旅行は早めに計画してしまおう。

「自分の人生」について考える

そんな寂しさを抱えていても、子どもが中学生にもなると、私自身が子離れできるかどうかに関わらず、人生の終活ならぬ、子育て終活は気になります。つまり「子育てばかりじゃなくて自分の人生についても考えた方がいいよ」という言葉が少しずつ気になるようになってくるということです。

ちなみに、これまではそんなことを言われても、「今はこれでいいんです」と胸を張ってきました。だって、子育てってとても価値ある仕事だと思っているからです。子育てのスタイルが多様化しても、子育てに熱中することが自分の人生を諦めることになるとは思いません。子育てだけに時間を使うなんて、もったいないとか、つまらないとか、キラキラしてないなんて誰が言い出したんでしょう! お金にならない仕事は仕事じゃないなんて、そんなはず絶対ありません!

……閑話休題。子育てという仕事に誇りは持っていますが、子どもの人生と自分の人生は混同しないという前提ですから、これから実働が減っていくのは明らかです。さて、じゃあ、どんなことに時間をつかっていこうかな。私ができること、やりたいこと、大切にしたいことはどんなことかな。少しずつ視野を広げていきたいと思います。

ということで、自分にフォーカスを当てることもすこーしだけ意識しようと思っている、中学生母一年生の春。ドキドキの新生活を楽しみたいと思います。

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