M.I.A. 7thアルバム『M.I.7』OHMNIMUSICよりリリース 7つの地で描く“現代の黙示録”に
M.I.A.が、7枚目のスタジオアルバム『M.I.7』を本日4月17日に自身のインディーレーベル OHMNIMUSICよりリリースした。
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本作は、7つのロケーションでそれぞれ7日間で書き下ろされた7曲が収録され、アメリカのゴスペルグループ サンデー・サービス・クワイアがゲスト参加している。
また、本作はエチオピア、エジプト、インド、イギリス、ギリシャ、オーストラリア、アメリカ合衆国で録音、作曲、構想が練られ、ジャンルではなく精神性における“ゴスペル”アルバムとなっている。『ヨハネの黙示録』に登場する7つのラッパ(トランペット)を軸に構成されており、聖書に記された裁きを各ラッパが語り、次の曲へと繋げていく。このコンセプトで構築される中、第一の天使から第七の天使まで、地上が炎に包まれる瞬間から聖なるアークが現れる瞬間までの『ヨハネの黙示録』を辿っている。
解放を求めるチャント「JESUS」には、長年のコラボレーターのSwickが共同プロデューサーとして参加。彼女は同曲の中で「M.I.A.は終わったと皆が思う時、サタンはピリオドを打つ。だが神はコンマを記し、“続く”と告げる」と歌っている。
「SACRED HEART」には、彼女の母親のカラをフィーチャー。“Ellaam Yesuvae(イエスはすべて)”というフレーズを元に構成されたタミル語のキリスト教賛美歌を歌い、自身のスリランカのルーツをアルバムのスピリチュアルな枠組みに織り込み、信仰、文化、アイデンティティを結びつける。
「MONEY」では、M.I.A.がこれまで以上に反体制的な姿勢を見せつけ、金銭を追い求めるのではなく、富とスピリチュアルな経済を問い正す。制作過程における転換点となった「CIRCLE」は、時間を秒単位で計測し、彼女の恐れを知らない姿勢と粘り強さをさらに際立たせる。アルバムを締めくくるリードシングルの「EVERYTHING」は、瞑想的なナンバーで、揺るぎない信仰と愛に根ざしている。
そしてアルバムは「30 MINUTES OF SILENCE」で幕を閉じる。これは『ヨハネの黙示録』からの聖書的な引用であり、“第七の封印”を意味している。
M.I.A.は本作にまつわる数秘術について「7つの天国、7つの封印、7つのトランペット、7日間の創造、7つの大陸、7つの大罪、7つの美徳、7色の虹色、7つの海、7つの音階、7年周期、7つの古代文明、7つの秘跡、7つの箴言の家の柱、7つの古代の金属、7つの2026年に整列した惑星、7つのチャクラ、7つのヴィーナの弦、7つのマリアの悲しみ、7つの剣、7つの場所で過ごした7日間ごとに作られた7つの曲、この7作目のアルバム、7インチ盤も制作、それが『M.I.A.』」と述べている。
(文=リアルサウンド編集部)
