「片付け=ものを減らすこと」と思いがちですが、あえて数を増やす方がラクになるときもあります。そこで、暮らし上手な人があえて「2つもち」しているものと、そのメリットを紹介します。3児の母で整理収納アドバイザー1級の高岡麻里恵さんに教えてもらいました。

1:お気に入りの服は「2色買い」。朝の迷いがなくなった

着心地がよくてコーディネートしやすい服は、色違いでもつようにしています。

【写真】2色買いしたスウェット&パンツ

「今日はなにを着よう?」と毎朝悩むだけでも、時間やエネルギーを消耗しがち。とくに家族の身支度や家事に追われる朝は、自分のことに時間をかける余裕もなかなかありません。

そんなときに「これを着ればOK」と思える服があるだけで、迷わず服が選べるようになり、朝の支度がスムーズになりました。

2:文房具は場所ごとにセット。取りに行く手間をなくす

賞味期限をメモするためにリビングのペンをキッチンに持っていき、そのまま置きっぱなしにする…。そんな小さな習慣が毎日積み重なると、「気づいたらあちこちにものが散らかった」状態になりがちです。

そこで、ハサミやペンなどの文房具は使う場所ごとに用意。「あらかじめある状態」をつくって取りにいく手間を減らし、ものを元に戻すハードルも下げています。

●ハサミは2つ用意。1階&2階にそれぞれ置いた

ちなみに、わが家は1階に洗面所、2階にリビングがある間取り。洗剤やシャンプーなどのパッケージを切るとき、わざわざハサミのために上り下りするのは結構面倒です。ですので、リビングと洗面所にそれぞれ専用のハサミを置くようにしました。

よく使うものほど近くに収納する。そう心がけると片付けやすくなり、家も自然とキレイにキープできるようになりました。

3:充電器は家と外出用の2つもち。「あれどこ?」を防ぐ!

充電器やケーブル類は1か所にまとめるのではなく、使うシーンごとに分けてもっています。以前は1つにまとめて管理していましたが、別の部屋へ持ち運んだり、外出時に準備したりするのが意外と大変。「どこに置いたっけ?」と探すことも増えてプチストレスでした。

そこで寝室分と外出分(旅行やキャンプ用)でそれぞれ用意したところ、必要なときにすぐ取り出せて、探す時間がほとんどなくなりました。移動させる手間がなくなるだけで、出発前のドタバタもかなり落ち着きました。

複数持ちで小さなストレスを減らせた

ものを減らすことは片付けの大切なステップ。ですが、「減らすこと」だけにとらわれすぎると、かえって使いにくさや不便さを感じてしまうことも。

大事なのは「どうしたら自分や家族がラクになるか」という視点です。あえてものを複数持つことで家事がスムーズになり、日々の小さなストレスを減らすことができました。ぜひご自身の生活に合わせて、「2つもち」の工夫もとり入れてみてみませんか。