納豆パックは「捨てない」? 滝沢秀一に聞く、いまさら聞けないプラスチックの「分類」
中東に位置する世界有数の海上輸送ルート「ホルムズ海峡」。ここは、世界の原油の約2割が通過する重要な航路であり、石油の供給に大きな影響を及ぼすと言われている。
2026年4月現在、この海峡を巡って緊張状態が続き、世界の原油供給への影響が懸念されている。日本でも政府が石油の備蓄放出を決定し実施するなど対応に動いている。
この世界情勢は、私たちの暮らしにも影響が。このまま緊張が続けば、原油価格の高騰だけでなく、ナフサと呼ばれる石油を原料とするペットボトルや食品容器などのプラスチック製品の他、マスクやオムツなどといった身近な生活用品にも影響が広がる可能性も指摘されているのだ。
今こそ、限りある資源を見直すタイミングなのかもしれない。
そこで今回は4月22日のアースデイに合わせ、ごみ清掃芸人としても活動するお笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一さんに聞いた「プラスチック資源の正しい分別」をクイズ形式で紹介する。
プラスチック資源の日は「ごみの日」ではない
身近でありながら実は複雑なプラスチック分別。きちんと把握できていない人も多いのではないだろうか。プラスチック「資源」と言われている通り、きちんと分別して出せば、それは「ごみ」にならず、「資源」として生まれ変わることができる。しかしちゃんと分別せずにすべてごみの日に出してしまうと、燃やして灰にして埋めるか、燃やせないものはそのまま埋めるか。
滝沢秀一さんの著書『まんがで読める ごみってなんだろう?世界一わかりやすいごみの本』を読んでもわかるように、そうやってごみにしていると、50年後にはごみをすてるところがなくなってしまうといわれているのだ。
ホルムズ海峡の問題は、「使い捨て」の生活を見つめなおすきっかけにもなる。クイズ形式で楽しく学びながら、ぜひ日々の暮らしの中で、資源として分別する際の参考にしてほしい。
クイズ:食べ終わった納豆パック。どの分別で捨てるのが正しい?
正解:プラスチック資源
【解説】「ただし、洗うこと。洗わなければせっかくの資源が可燃“ごみ”になってしまいます。汚れを取り除く理由は、衛生を保つため。プラ資源は集積してすぐに分別が始まるわけではなく、リサイクル工場で数日保管するため、そのまま放置していたらゴキブリが寄って来てしまうからなんです。水で流すだけで簡単に落ちますよ」(「マシンガンズ」滝沢秀一さん)
「捨てない」というのはごみにせず、資源にするということ。自分たちのちょっとした工夫で、プラスチックというもの自体を「資源」にできるのだ。
【滝沢秀一(お笑いコンビ「マシンガンズ」/ごみ清掃芸人)】
1976年、東京都生まれ。太田プロダクション所属。1998年、西堀亮とお笑いコンビ「マシンガンズ」結成。お笑い芸人としての芸能活動と並行して、2012年からごみ清掃員として働く。2019年刊行のまんが『ゴミ清掃員の日常』と2020年刊行の『ゴミ清掃員の日常 ミライ編』(いずれも講談社)は累計10万部を突破。2020年から、環境省サステナビリティ広報大使。消費者庁『食品ロス削減推進大賞』の委員長賞を受賞。エッセイ集『このゴミは収集できません』(白夜書房)、『ごみ育』(太田出版)、『すごいゴミのはなし』(学研プラス)など著書多数。結成16年以上のベテラン芸人たちによるトーナメント形式の賞レース「THE SECOND」では、2023年準優勝、2025年ベスト8。
構成・文/笹本絵里(FRaUweb)
