長野市の安茂里「海軍部地下壕」安全優先で壕の公開を中止に 沖縄の転覆事故を受けて【長野】
長野市安茂里の戦争遺跡「海軍部地下壕」を管理する地元有志の団体が、安全を考慮して壕の公開中止を決めました。
3月に沖縄で高校生が死亡した船の転覆事故がきっかけだということです。
長野市安茂里にある大本営「海軍部地下壕」。終戦間際、旧日本海軍が本土での最終決戦に備えて掘ったとされています。
地元有志でつくる「昭和の安茂里を語り継ぐ会」が内部や周辺を整備し、2021年から公開してきました。これまでに訪れたのは県内外から約1000人。
今回、公開中止を決断し、長野市に報告しました。
「3月に辺野古で転覆事故があり、『危ない』と皆が思っていたところで、会で話し合い『一旦、中に入ることをやめましょう』と」
壕の内部は長さ100mほどありますが、奥が崩れて塞がっているため、入り口から約18.5メートルまでの一部だけが公開されてきました。
リポート
「周辺は裾花凝灰岩と呼ばれる白い砂地。比較的もろい地質とされるが、会では地質専門家に調べてもらい、崩れる心配はないとの判断で公開してきました」
「昭和の安茂里を語り継ぐ会」岡村 啓子さん
「内部映像を撮り、外で皆さんに見てもらう形にしたい」
語り継ぐ会では、映像を使って内部を見せる方法や、内側から構造物で支えるなどの安全対策ができないか、行政にも相談しながら模索していきたいと話しています。
