ウォッシャーの使い方、大丈夫?[画像:PIXTA/イメージです]

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ウォッシャー使用が迷惑になる?

 走行中にウインドウウォッシャーを使用することが、周囲のクルマや歩行者に迷惑をかける可能性があるとして、たびたびSNS上で議論を呼んでいます。
 
 法令上の規制はなく、あくまでもマナーの問題とされていますが、どのような点に注意が必要なのでしょうか。

 フロントガラスは雨や砂埃による汚れが付きやすく、特に荒れた天気のあとに晴れると、その汚れが際立ちます。また走行中には虫が付着することもあり、自然に落ちることはありません。

【画像】「ええぇぇ…」 これが他のドライバーをイライラさせる「迷惑行為」です 画像で見る(30枚以上)

 こうした汚れを放置したまま運転を続けると、視界が悪化して運転しづらい状況につながる可能性があります。

 そこで活用されるのがウインドウウォッシャーです。洗浄成分を含んだウォッシャー液がフロントガラスに噴射され、同時にワイパーが作動して汚れを拭き取る仕組みになっています。

 クルマから降りることなく手早くフロントガラスをきれいにできる便利な機能です。

 多くのクルマでは、ワイパーレバーを手前に引く、あるいは先端を押し込む操作を行うだけで完了し、走行中に使っても問題はありません。

 しかし、この機能には注意すべき点があります。

 ウォッシャー液はフロントガラス全面に行き渡るよう勢いよく噴射されるため、走行中に使用すると、液がガラスの外側へ飛散することがあります。

 さらに、ワイパーの動作によって後方へ流れた水滴が、後続車にかかってしまうケースも考えられます。

 特に後続車が二輪車の場合、ライダーの顔や体に直接ウォッシャー液がかかる恐れがあります。また、タイミングによっては対向車や歩行者、自転車など、近い距離にいる人々に液がかかる可能性も否定できません。

 SNS上でもたびたび波紋を呼んでおり、「晴れてる日に走行しながらウォッシャー液ぶちまけるのやめて欲しい」「走りながらやるのは良いけど、後続車居ないの確認してからやろうよ」「ウォッシャー攻撃、マジで迷惑」といった声が上がっています。

 一方で、「他車のウォッシャー液を迷惑なんて感じたことない」「ウォッシャー液が迷惑ということは、それだけ後続車は車間を詰めすぎているということ」という意見も見られ、受け止め方は人によって異なるようです。

 法令面では、ウインドウウォッシャー(洗浄液噴射装置)は道路運送車両の保安基準第45条によって装備が義務付けられています。しかしその使用方法については特段の規定がなく、走行中に使用しても交通違反には該当しません。

 使用する場所やタイミングに制限がない以上、これはドライバー個人のマナーに委ねられている部分が大きいといえます。

 後続車との車間距離が十分にあると感じていても、水滴が予想以上に後方まで飛散するケースもあります。

 不要なトラブルを避けるためには、停車中に周囲にクルマや人がいないことを確認したうえで使用するか、走行中であれば後方の交通状況に十分注意してから操作することが望まれます。

 また、日常的なメンテナンスとして、定期的な洗車のほか、クルマの運転前に定期的にフロントガラスを拭いたり、外出先で汚れが見つかってもすぐに拭えるように、ガラス清掃アイテムを用意するなど、こまめな手入れを心がけることも、ウォッシャー液の使用頻度を抑えるうえで有効です。