KRY山口放送

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火災で焼失した山口サビエル記念聖堂の再建に尽力したドメニコ・ヴィタリ神父が今月5日、88歳で亡くなりました。

故郷・イタリアから遠く離れた山口県で長く活動し、多くの人々の心に寄り添ってきました。

1991年9月5日。山口サビエル記念聖堂が火災で焼失しました。

日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルが山口を訪れて400年となる1952年に建てられて以来、山口市のシンボルでもありました。

(ドメニコ・ヴィタリ神父)
「もう一度、特に教会など全国に(募金を)呼びかけ、少し支えていただけるのではないかと…」

募金活動など聖堂の再建に奔走したのが、イタリア出身のドメニコ・ヴィタリ神父。

今月5日、88歳で亡くなりました。

(カトリック山口教会 片柳弘史主任司祭)
「全世界に呼びかけて募金を集められたし、山口市民とも一緒に活動してどれだけ苦労されたか」

ヴィタリ神父は1976年から2005年までの29年間、「異例」の長期にわたり山口サビエル記念聖堂で司祭を務めました。

2本の塔と三角屋根が特徴の新たな記念聖堂は1998年に完成、山口のシンボルは新しい形で今に受け継がれています。

(カトリック山口教会 片柳弘史主任司祭)
「山口でのキリスト教の歴史に大きな足跡を残した方。ザビエルと時代は違うが、ザビエルと同じ心で人々に語り掛け、心に寄り添った、多くの人の救いになった方だった」

山口サビエル記念聖堂では今月13日午前11時から、ヴィタリ神父の追悼ミサが行われます。

(ヴィタリ神父 2003年撮影)「この鐘の音と一緒に、街の皆さんが一致して、絶えず平和を目指して、この街の幸せを願いたい」