元イタリア代表監督のファビオ・カペッロ氏が、母国のワールドカップ予選敗退を受け、「恥であり悲劇だ」と強い危機感を示した。スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 イタリアは3月31日に行われた北中米W杯プレーオフ決勝ボスニア・ヘルツェゴビナ戦の結果により、本大会出場を逃し、W杯は3大会連続の欠場が確定。歴史ある強豪国にとって大きな打撃となった。

 スペインから声明を発したカペッロ氏は、今回の結果について「受け入れがたい出来事だ。昨夜は一睡もできなかった。何が起きたのか、いまだに信じられない」と語り、深い失望をにじませた。

 さらに同氏は失敗の大きさについて「我々はW杯を4度制した代表だ。これはスポーツ上の悲劇であり、恥だ。近年のイタリアサッカー史において最悪の出来事の一つだ」と強い言葉で批判。歴史的強豪の凋落に対する国内外の失望感を代弁した。

 また、責任の所在についても言及し、「誰も辞任しないことが最も懸念される点だ。まず責任を取るべきは連盟会長であり、指導部全体だ」と指摘。組織トップの責任問題にも踏み込んだ。

 分析面では、単なる結果の問題ではなく構造的な問題があると強調。「専門家を集め、現状を分析し、土台から再建を始めなければならない。問題は結果だけでなく、組織構造そのものにある」と述べ、育成部門への投資を含めた抜本的改革の必要性を訴えた。

 一方で、将来への希望も口にした。「ここから立ち直るのは非常に難しいが、真の改革の始まりになることを願っている。イタリアは自らを作り直さなければならない」と語り、再建への期待を示した。

 カペッロ氏は最後に「イタリアは喪に服している。これほどサッカーを愛する国にとって、3度連続で欠場するのは受け入れ難い」と締めくくり、国内に広がる失望の大きさを象徴する言葉を残した。