三笘の起用法は日本代表の行方を占うポイントになるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 果たして、日本代表は北中米ワールドカップでも3−4−2−1システムで戦うのか。重要戦力の南野拓実が昨年12月に負傷離脱してから、そんなことを考える機会が多い。

 このシステムを成立させるうえで、CFの上田綺世、2シャドーの久保建英と南野は大きな役割を担っていた。この3人のハイプレスが森保ジャパンの生命線のひとつで、3月の連戦に限ればそのうち久保と南野が不在。では、シャドーを任されるのは誰なのか。

 もうひとつ、ウイングバックは堂安律と三笘薫でいいのか。アジア予選以上に過酷な戦いが待ち受けるワールドカップ本大会で、日本が主導権を握れる試合は正直、限られる。三笘と堂安の優れた攻撃力が宝の持ち腐れにならないか。

 そもそも3−4−2−1システムに代わる布陣があるのか。個人的に4バックへの変更は疑問視している。2CBなら“ベストコンディションの冨安健洋”が不可欠で、そうなると現状(冨安は3月の連戦も怪我で不参加)では成立しないというのがあくまで個人的な見解だ。

 そうした理由から結局は3−4−2−1システムで戦うと予想する。そうなると、大きな注目点はシャドーとウイングバックの人選だろう。
 
 スコットランド、イングランドといずれもワールドカップ出場国とアウェーで対戦する3月の連戦は、本大会を見据えた貴重なテストマッチ。特に格上のイングランド戦ではウイングバックに守備的な選手を起用する可能性もありそうだ。具体的には右に菅原由勢、左に鈴木淳之介という選択肢が浮かび上がる。また、左に運動量と守備力を備えた前田大然というチョイスもある。

 この場合、シャドーは堂安、三笘、伊東純也中村敬斗、町野修斗、鈴木唯人あたりが候補者となり、過去の実績なら右に伊東、左に三笘が有力か。

 ただし、この議論の核心は別にある。三笘の起用法だ。

 もっとも避けたいのは、三笘を左ウイングバックに配置しながらも攻め込まれて、このアタッカーの体力を無駄に浪費してしまうパターンだ。

 三笘は間違いなく絶対的な戦力である。ワールドカップ優勝を狙ううえで、その根幹を成すパーツに違いない。ただ、その起用法を誤れば…。

 3月21日のリバプール戦では途中出場でキレのある動きを見せた三笘。ワールドカップ本番、最適なのは先発か、切り札か。森保一監督の決断は如何に──。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)

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