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 【月刊中村俊輔 3月号】森保ジャパンは5月末に予定されるW杯メンバー発表前最後のテストマッチで、スコットランド代表とイングランド代表とアウェーで対戦する。U―NEXTで2試合の現地解説を務める元日本代表MF中村俊輔氏(47)が、注目するポイントなどを語った。ラストサバイバルとなる英国合宿は24日(日本時間25日未明)にスタートした。(取材・構成 垣内 一之)

 「アウェーで2試合できるのは大きい。今回は移動も少ないし、力的にもいい相手。いいマッチメークだと思う」

 相手はセルティックでプレーした俊輔氏もゆかりのあるスコットランドと、FIFAランク4位の強国イングランド。23年9月トルコ戦以来2年半ぶりの欧州勢との2連戦は見どころ満載だ。

 相手については「もちろんフォーメーションとか特徴は違うけど、イングランドはW杯1次リーグ初戦で対戦するオランダと同レベル。照らし合わせてもいいと思う。スコットランドも昨季セリエAでMVPに輝いたナポリのMFマクトミネイ、ボローニャのMFファーガソンら素晴らしい選手がいる。そういう選手と五分五分以上にできるとは思うけど、日本が必ずしも支配できるとは限らない」としながらも、やはり「相手よりも日本の選手に注目がいくんじゃないかな」と強調する。

 「代表が今どう戦っているかというより、選手選考という感じが強くなると思う。W杯メンバー発表前最後の2試合だから、全員にチャンスがあるはず。その限られた時間で見せるしかない。それがフル代表に呼ばれた選手の宿命だしね」

 中でも今回初招集されたFW塩貝、昨年11月にA代表デビューを飾ったFW後藤ら若手にとっては、本当の意味で生き残りを懸けたラストチャンスとなる。

 「初招集の選手が限られた時間の中で結果を出すのは、かなり難しい。ただ個人的には、与えられたタスクをこなすことに専念してもいいと思う。例えば塩貝くんはスピードがあるし、パワーもある。そういうのを見せられれば、“W杯でジョーカー的な役割が期待できるな”となる」

 では、優勝を目標に掲げる森保ジャパンにとって、今回の2連戦でどういう結果が理想か。

 「結果も重要だけど、受け身にならずに、自分たちのプランをどれだけ遂行できるか。前からのプレスなのか、相手にボールを持たせていいから、ミドルゾーンでしっかりブロックを組もうとか。トライしたけど、こういうやられ方したってなったときに、今回は結果が出なくても、W杯につながる、今まで積み上げてきたものへの課題が出る。そこが一番、大事」。日本代表戦は初となる俊輔氏の解説も見逃せない。