「異例のスランプ」「復調がカギ」近藤健介、12打数無安打の現状を台湾メディアも危惧 代打を送られ「4万人の観衆はどよめいた」【WBC】

不振に陥っている近藤の復調が待たれる(C)Getty Images
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドで、野球日本代表「侍ジャパン」は3連勝を飾り、プールCの1位通過を決めた。4−3で制した3月8日のオーストラリア代表戦はチーム全体で計5安打だったものの、吉田正尚のホームランや佐藤輝明の適時打などで終盤に得点を重ね、最後までリードを守り抜いた。
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ここまで日本の打線では、吉田や大谷翔平、鈴木誠也といった主軸が得点源として期待通りの活躍を続けている。だがその一方で、初戦から打線上位でスタメンに名を連ねる近藤健介にヒットが出ていない。13打席でノーヒット、唯一の出塁は韓国戦最終打席の四球のみ。トーナメントの戦いを前に状態が懸念されている。
オーストラリア戦では、満塁で5打席目が回ってきた近藤に代打が送られるなど、これまで国際舞台で見られなかったシーンが展開された。3月10日の1次ラウンド最終戦のチェコ代表戦以降での起用法も注目となる中、近藤の不振は海外でも大きな話題となっている。
「『日本球界最強打者』と称されるこの天才打者は、WBC本大会で12打数連続無安打という異例のスランプに陥っている」
その様に評しているのは、台湾ニュースサイト『NOWnews』だ。日本−オーストラリア戦終了後、近藤のここまでのパフォーマンスについて論じるトピックを配信。ヒットが出ていない現状を伝えており、オーストラリア戦での代打が送られた場面には、「この采配に、球場の4万人の観衆はどよめいた」などと回想。さらに、「主力打者を下げるというこの決断は、首脳陣が状態を強く懸念していることを示している」と指摘する。
また同メディアは、近藤の現在の内容について、「NPB通算打率3割7厘という実績とは大きな落差を見せている」などと不振を強調。
加えて、3連勝を記録したオーストラリア戦の内容も踏まえ、同メディアは「現在の日本代表は、強力な投手陣と吉田正尚の長打力という安定した武器を持っている」と戦いぶりを称賛しながらも、「しかし、マイアミでの決勝ラウンドを勝ち抜くためには、打線の中心である近藤が復調できるかどうかが、日本の連覇に向けた大きなカギとなりそうだ」などの見通しも綴っている。
前回大会では高い打率や出塁率を残し、日本の世界一に貢献した近藤。ここからの大会後半戦において、ふたたび、そのバットから快音を聞きたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
