M!LK、年末年始の大活躍で近づくドーム公演の夢 日本を元気にしたパワフルな姿と細やかな対応
2025年、「イイじゃん」が大流行を果たし、急激に人気の輪を広げた5人組ダンスボーカルグループ・M!LK。結成からの11年をひた走った彼らの努力を讃えるかのように、『第67回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)優秀作品賞への選出や『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合/以下、『紅白』)への出場が彼らの年末を華々しく飾った。
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大晦日の『紅白』出場後には、『CDTVライブ!ライブ!年越しSP2025→2026』(TBS系)に出演。グループの冠番組『限界突破!やってM!LK』シーズン2(TBS系)の企画として、『紅白』の会場である渋谷のNHKホールから赤坂のTBSスタジオまでジャージ姿で走って移動する姿も、大きな話題となった。どちらの番組も生放送のため時間の制約もある中、ギリギリでスタジオに滑り込み、そのまますぐにパフォーマンスのスタンバイ。「イイじゃん」に続くヒットとなった「好きすぎて滅!」を、息が上がりながらも堂々と披露した。しかし、さすがに疲労困憊の様子で、セリフ部分の歌詞を佐野勇斗や吉田仁人が「え、俺らなんで走ったの?」「マジ疲れた!」とアレンジ。最後には全員で元気に「あけお滅!」と決め、元旦から“限界突破”する姿でお茶の間にパワーを与えた。
「好きすぎて滅!」は2025年10月27日に配信リリースされると、どこか懐かしさ漂うサウンドと耳に残る歌詞、そしてキャッチーな振り付けが人々の心を掴み、1月7日現在でMVの再生回数は「イイじゃん」を超える2750万回を記録している。「~すぎてヤバい」「~すぎて鬱」などといった若者のスラング的な文法をタイトルにした「好きすぎて滅!」は、ジャケット写真にもなっているポーズとともにSNSを中心に流行。サビの部分で前にいる人をスタンドマイクに見立て、後ろに立つ人が全力でリップシンクをするという振り付け動画は、芸能人だけでなく、一般ユーザーによる友達や恋人、さらにはペットとの投稿も多く見られる。メンバー本人たちもメンバー同士のみならずさまざまな現場で共演者との動画も多く撮っており、予想外のコラボが度々ファンを賑わせた。
「イイじゃん」で注目度が上がってからというもの、SNSで自分たちがどのようにバズっているかをいち早く察知して動く様子が印象的だった。例えば、「好きすぎて滅!」のサビ終わりの〈Crazy Crazy この愛は Crazy〉のフレーズ部分を塩粼太智が全力で踊る姿が話題になり始めると、「塩粼プロによるCrazy教室開催されてて滅」というキャプションとともに塩粼が曽野舜太と山中柔太朗と吉野にその部分を指導するような動画がTikTokで公開されたり(※1)、『第102回東京箱根間往復大学駅伝競走』(箱根駅伝)に関東学生連合チームとして10区を走り、佐野と同じ名前の読みの“さのはやと”である武蔵野学院大学の佐野颯人選手が、ゴール直前に「イイじゃん」の振り付けのような仕草をしていることが話題になった。これにはM!LKの佐野もすぐにX(旧Twitter)で反応していた。多忙な中でもSNS上で話題になっているものにはすぐに反応し、華麗なまでに人々を笑顔にする。流行を見逃さずに即時に対応する細やかで戦略的な一面も、彼らがたくさんの人々に愛される所以のひとつだろう。
年が明けてからも様々な番組に出演をしており、バラエティ、ドラマ、ラジオなど毎日メディアで見ない日は無いほど大忙しのM!LK。『紅白』出場が決定した際に会見で口にしていた「日本を元気にするグループになる」という目標を、この年末年始で実現していたのではないだろうか。現在開催中の全国アリーナツアー『M!LK ARENA TOUR 2025-2026「SMILE POP!」』に加え、2月18日には両A面シングル『爆裂愛してる / 好きすぎて滅!』のリリースも決定しており、M!LK旋風はまだまだ続きそうだ。結成当時からの夢であった『紅白』出場を叶え、ドーム公演も夢ではないところまで迫っているように感じられる。自身の夢をひとつ一つ叶えながら人々にパワーを振り撒く彼らが、今年も日本を元気にしていく姿を楽しみにしたい。
※1:https://www.tiktok.com/@milk_official/video/7589255313161719048
(文=池田夏葉)
