町田はなぜ逃げきれなかったのか。京都に衝撃敗戦の背景には偶然では片付けられない“必然の理由”が…
2025年5月7日、京都サンガF.C.が劇的な展開でFC町田ゼルビアに逆転勝利。この結果を受け、興味深かったのは京都の者貴裁監督のコメントだ。「町田の試合分析を経て我々が勝れる部分がありました。ですので、ロングスローから失点しましたが、おおむね悪い流れだとは思っていませんでした。後半、相手の足が止まったときに交代選手を送り出すプランが上手くいきました。非常に充実した90分、そしてアディショナルタイムでした」 町田の足が止まることを予測して64分に投入した平賀大空が73分に見事なヘッドで同点弾を叩き込んだのは、おそらく偶然ではない。事実、後半のアディショナルタイムに決勝点を決めた福田心之助は次のように証言している。「データで見ると町田はホームであまり勝率が良くない。先に1点取られましたけど、あまり慌てずと言うか、ミーティングでも『残り15分まで0-1で大丈夫』と言われていたので。そういうマインドセットをしていたので、追いついてからの勢いはありました。データと分析を上手く活かせたと思います」【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える”タレント&モデルの妻たち”
最後の最後に波状攻撃を仕掛けることができた点について、福田は「あの時間帯にボックスに入っていけるのが今年のサンガの強みで、走力はどこにも負けない自信があります」とコメントしていた。 データを見てみると、今季の町田はここまで後半に9失点(46〜60=1、61〜75=4、76〜終了=4)、対して今季の京都はここまで後半に16得点(46〜60=4、61〜75=6、76〜終了=6)。町田の息切れを待って、京都が攻勢を強める。実際にその通りになったし、京都の完璧な作戦勝ちと言えるだろう。 町田はなぜ逃げきれなかったのか。衝撃敗戦の背景には偶然では片付けられない“必然の理由”があった。そう結論付けて問題ないだろう。取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
