ツッコミ方に悩んでいると明かす若林正恭

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兄弟漫才コンビ・中川家はラジオ番組『中川家 ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)で、芸人に「アホか!」とツッコむ時でさえ一旦「言っていいかどうか」考えてしまうご時世になったと嘆いていた。言葉でさえそうなのだからツッコむ際の叩き方にはなおさら神経を使うようだ。3月31日に放送されたオードリーの冠番組『バチくるオードリー』(フジテレビ系)で、若林正恭が「漫才の最中に叩けなくなるのではないか」と将来に不安を感じていた。

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2008年12月に『M-1グランプリ』で準優勝したオードリーだが、その頃は春日俊彰が若林正恭の背中を叩くのに対して、若林は春日のこめかみ辺りを叩いてツッコんでいた。『バチくるオードリー』で若林が明かしたところによると、大阪で仕事をした時にダウンタウンと同期のトミーズ雅から「ここはアカンで」と叩く場所を注意されたそうだ。トミーズ雅は元プロボクサーだけに「テンプルやから急所やで」と危険なことを教えてくれたという。

オードリーがMCを務める日向坂46の冠バラエティ番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)ではアイドルの目の前で春日にビンタしたこともあり、もっと前にはラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』で春日から「雨男」といじられた若林が反論する代わりにビンタを何発もお見舞いしたものだ。

それほどビンタする芸風をものにしている若林が『バチくるオードリー』でコンプライアンスが厳しくなり「10年後は漫才の最中に叩けなくなる」と予想していた。春日とは高校時代を同じアメリカンフットボール部で過ごしただけに、漫才でも「叩き合わないとテンションが上がらない」そうだ。「子どもたちに悪影響だから」と指摘されれば「それができなくなる」と憂慮しており、ツッコむときは「自分の左手の甲を相手に見立てて、右手でそれを叩く」やり方になるのではないかとまでイメージしていた。

一方、春日俊彰は10年後のバラエティについて「体を張ることはなくならないと思う」と見通していた。芸人たちとのトークによって将来を見据えたうえで、最後に企画「肉体派芸人によるお笑いバトル! 楽屋王」をオンエアしたところ、ミニコントで春日が屈強な外国人から思い切りビンタされる一幕があった。これからもコンプライアンスギリギリなお笑いに期待したい。

画像2枚目は『フジテレビュー!! 2022年3月20日付Twitter「『#バチくるオードリー SP』」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)