記者のLINEアカウントに届いた「eお届け通知」の案内のメッセージ

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 「郵便局[eお届け通知]から通知メッセージ機能によるメッセージの送信リクエストがありました」。10月中旬、記者のLINEアカウントに「LINE」を名乗るアカウントからメッセージが届いた。近年相次ぐ「フィッシング詐欺」かと不審に思い、翌日、荷物を持って来てくれた配達員に聞くと「うちから送ったものじゃないと思います」とのこと。では、これは一体なんなのか。謎のメッセージについて日本郵便に尋ねた。

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 日本郵便にメッセージの内容を伝えたうえで詐欺かどうかを質問すると「詐欺ではありません」と回答が返ってきた。本当に日本郵便が送ったものだという。

 「eお届け通知」は、日本郵便が2019年3月に開始したサービスで、問い合わせ番号や配達予定日時を日本郵便のLINEアカウント「郵便局[eお届け通知]」から受取人に事前に知らせる仕組みだ。予定日時での受け取りが難しい場合は、LINEで変更することも可能。「便利に荷物を受け取りたい」という利用者の声に応えるかたちで導入したという。確かに便利ではある。

 しかし、記者は「eお届け通知」に登録した記憶はなかったから、突然のメッセージについ警戒してしまった。思いあたる節がない人は詐欺を疑ってせっかくのメッセージを削除してしまう、なんてことになりかねない。一体、メッセージはどのように送っているのだろうか。

 日本郵便によると、「eお届け通知」の利用に際しては事前の会員登録などは必要ない。荷物の差出人が日本郵便に受取人の電話番号を提供すれば、日本郵便はLINEを通じてその電話番号宛にメッセージを送信できるようになる。ただし、荷物の宛名ラベルが手書きの場合はメッセージを配信しない。

 近年は配送会社を装ったSMSや電子メールの詐欺が多発している。「eお届け通知」に便乗した詐欺は日本郵便として今のところ把握していないというが、不審なメッセージには十分気を付けながら、サービスを利用する必要がありそうだ。

(まいどなニュース/京都新聞・天草 愛理)