故宮南院で割れた伊万里焼、修復完了 日本の伝統技法で生まれ変わる/台湾
故宮南院で割れた伊万里焼、修復完了 日本の伝統技法で生まれ変わる/台湾
写真拡大 (全2枚)
(台北 26日 中央社)国立故宮博物院と大阪市立東洋陶磁美術館は25日、故宮博物院南部院区(嘉義県、南院)で昨年7月、展示中に自然破損した江戸時代の伊万里焼「染付柳鳥文皿」の修復が完了したと発表した。台北市の故宮博物院で記者会見が開かれ、1年近くかけて修復した皿のお披露目が行われた。皿は継ぎ目を金で装飾する日本の伝統技法「金継ぎ」を用いて修復され、双方の協力を通じて新たな命が吹き込まれた。
皿は2015年末から南院で開催されていた伊万里焼の特別展の展示品の1つで、昨年7月18日、展示されていた場所で3つに割れているのが発見された。同8月、皿の借入先である東洋陶磁美術館の出川哲朗館長らの視察を経て人為的な破損ではないとの見解が示され、両者は金継ぎで修復すると共同発表。修復の方法は東洋陶磁美術館側が提案し、故宮側は修復作業を担当した。両者は同月、協力関係強化のための覚書を締結している。
故宮の林正儀院長は、東洋陶磁美術館の故宮に対する指導と信頼に感謝を示し、一連の出来事を通じて双方の関係が深まったと語った。出川館長は、修復の後の継ぎ目も一種の美だと喜びを示した。
南院では今月28日から修復の過程を紹介する特別展が始まり、修復が行われた皿の展示も行われる。12月28日まで。
(卞金峰、韋可キ/編集:楊千慧)
外部サイト