Eテレ、妖怪体操、AKB48…振付師『ラッキィ池田』の仕事が子どもを惹きつける理由
NHK、Eテレの幼児向けバラエティーや知育番組、そして、アニメに特撮ヒーロードラマといった子どもたちに人気のテレビ番組。その中で繰り広げられるダンスや体操に、ある有名振付師が、その辣腕を振るわれていることを皆さんはご存知でしょうか?
【厳選動画】一度見ると忘れられない! 振付師『ラッキィ池田』の仕事5
その有名振付師とは、タレントとしてもご活躍をされているラッキィ池田さんです。
90年代に、象さんのジョウロを頭に括り付けたエキセントリックなビジュアルでテレビに出演し、一躍お茶の間の人気者となったラッキィさんですが、キッズ番組やアイドルのダンスを中心に数多くの振付けを行う超一流の振付師として、様々なポップカルチャーで素晴らしい仕事を残されています。
子どもたちを魅了して離さないラッキィ池田さんの振付け。その魅力を探っていきたいと思います。
あのアニメの曲も、あの幼児番組の体操も、実はラッキィ池田さんによる振付けです
ラッキィ池田さんによる振付けによって大ヒットとなった楽曲といえば、先ずは何はなとくもこの曲をご紹介しなければなりません。テレビアニメ『妖怪ウォッチ』主題歌の『ようかい体操第一』です!
ゲームやアニメの人気に加えて、ポップで中毒性のある歌詞とメロディがキッズのハートをガッチリと掴み、あっという間に大ブームに。お子様をお持ちのご家庭なら、確実に一度は耳にしたことがある楽曲かと思います。
ラッキィさんの振付けによる個性的な動きを伴った体操は、子どもたちの間で大流行。一般の歌謡番組やバラエティー番組にも人気が飛び火し、様々なタレントさんが、この体操を番組内で行いました。
このように、子どもに受ける振付けを考案させたら抜群のセンスを発揮されるラッキィさん。現在、放送中のスーパー戦隊ヒーロー『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のエンディング曲『なんじゃモンじゃ! ニンジャ祭り!』のダンスもラッキィ池田さんによるお仕事です。
『ニンニンジャー』のエンディングでは、出演者が揃ってダンスを踊るという演出が用いられており、これまた、子どもたちがすぐにでも踊り出しそうな楽しい一曲に!
『ニンニンジャー』の製作を行っている東映も、その辺りを考慮してかYouTubeに振付指導の動画や、番組内でヒーローを演じる出演者による「おどってみた」動画を数多くアップロードするなど、キャッチーなプロモーションコンテンツとして、ラッキィさんによるダンスを扱っています。いずれもとっても目に楽しい動画になっていますので、お子様がグズった時などに、是非とも一緒にご覧になっていただくことをオススメしますよ!
また、ラッキィさんはアニメや特撮番組だけではなく、NHK、Eテレの知育番組や幼児向け番組などでもお仕事をされています。
代表的な番組が『いないいないばあっ!』です。ラッキィさんは、この番組の中でも数多くの体操やダンスの振付けを担当。また、『にほんごであそぼ』でも振付けを手掛けられており、更に、これらの番組では作詞家としても活躍中です。
NHKDVD いないいないばあっ! わ〜お!
実は、『ようかい体操第一』の歌詞もラッキィ池田さんによる作詞。音楽にまつわるクリエイターとして、その才能をマルチに発揮されているのです。
ラッキィ池田さんによるアイドルの振付けに注目してみる
このように、振付師として、また作詞家としても、子どもたちに愛される音楽コンテンツを次々にクリエイトし続けているラッキィ池田さん。何故、ラッキィさんの振り付けがこんなにも子どもの心を掴んで離さないのか……それを考える際に、ラッキィさんによるアイドル関係のお仕事に注目してみると、色々と興味深いポイントが見えてきます。
例えば、Berryz工房の『流星ボーイ』。
とにかく全編に渡ってチャーミングな動きが施されているこの曲。ハロプロ系アイドルの特色でもあるフォーメーションチェンジを軸にしつつ、そこに細やかでキュートな仕草を盛り込むことで、溌剌さと可愛さが同居した素晴らしい"作品"になっています。
また、同じくアイドル関連の楽曲で、ラッキィさんのセンスが大爆発した真骨頂のナンバーだと感じるのが、アフィリア・サーガによる『ネプテューヌ☆サガして』という曲です。
魔法をコンセプトにした飲食店であるアフィリア・グループに務める女の子たちを中心に結成されたアイドルユニット、アフィリア・サーガ。彼女たちには、ラッキィ池田さんが振り付けを担当している楽曲が幾つかあるのですが、中でもこの『ネプテューヌ☆サガして』は特に強烈です。
何はともあれ、凄まじいインパクトを誇っているのが、サビのパートでの「女性アイドルが大股開きで前後に移動する」というアクション! 一度観たら忘れられない個性的なダンスですよね。
アイドルの世界でも、こうしたポップで斬新な振付けを行っているラッキィさん。その辺りも加味して、その魅力や特徴をまとめてみたいと思います。
何故、子どもたちがラッキィさんの振付けに夢中になるのか
こうして幾つかの楽曲を観返してみると、ラッキィ池田さんの振付けには幾つかの大きな特徴があることに気付かされます。
・大きく股を広げるなど、下半身を強調したアクションの多用
・簡単な動作なのに、妙に脳裏に残る手足の動き
・番組内のモチーフやキャラクターを上手く取り入れたキャッチーな振付け
この辺りが、子どもたちにとって強い印象を残すアクションとなり、なおかつ、すぐに真似をして踊ることができるという親しみやすさ、アプローチのしやすさにも繋がっているのではないかと私は考えます。
特に、『ようかい体操第一』や『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のエンディング曲、『ネプテューヌ☆サガして』で見ることができる股を大きく広げる下半身の動きは、下手をすれば下品な動きに成りかねないものの、それが抜群のセンスでポップな動きへと昇華されていて驚かされます。
ちょっと下世話でありながら、尚且つ、どこまでもポップな下半身の動き。これは、子どもたちの琴線をくすぐる優れたアイデアだと思うのです。
また、簡単で尚且つユニークな身体動作も大きな特徴です。J-POPシーンにおけるラッキィさんの代表的なお仕事であるAKB48の『心のプラカード』での振付け指導動画を観てみても、その優れたセンスが伝わってきます。個性的なアクションを分かりやすく伝えてくれるラッキィさんの表現力の豊かさにも注目です!
こうした圧倒的な明快さ、分かりやすさもラッキィ池田さんによる振付けの大きな魅力でしょう。
そして、自身が振付けを担当するアニメや特撮作品が持つ作品性を動きに組み込むセンスも抜群です。
例えば、忍者をモチーフにした戦隊ヒーローである『手裏剣戦隊ニンニンジャー』では、手裏剣を投げる仕草や印を結ぶような動きが取り入れ、『ようかい体操第一』では、手を前に出すお化けの仕草を用いるといった具合いに、大好きなアニメや特撮作品のキャラクターとストレートに繋がる動きが、子どもたちにとっては入り込みやすさになっているのだと思います。
ちょっぴり下世話で、でも、ポップで、更にはユニークで、何より分かりやすく、作品世界ともリンクする。成る程、子どもたちがラッキィさんの振付けに惹き付けられる理由が分かる気がします。
ご機嫌斜めなお子様でも、あっという間にご機嫌になれる。ラッキィ池田さんの素敵なお仕事の数々を皆さんもチェックをしてみてくださいね!
