「準決勝だ。大きな関心がある。どんな選手も監督も、こういった試合を戦いたいものだ」

チェルシーは22日、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグでアトレティコ・マドリーと対戦する。モウリーニョ監督が生み出した言葉「ゼロ・ティトゥリ(タイトル)」に終わるかもしれない今季の分かれ目となる対戦だ。モウリーニョ監督は次のように話している。

「私はアトレティコのクオリティーについて話すためにここにいるのではない。それはすでに選手たちに伝えた。クオリティーのないチームがCL準決勝に進むことはない。例外はないんだ。我々はアトレティコをリスペクトしている。彼らを研究し、分析してきた」

ディエゴ・シメオネ監督は、自身とモウリーニョ監督のどちらが優れているかと問われると、ためらわずに「モウリーニョだ。疑いない」と答えた。これに対し、モウリーニョ監督は賛辞を喜びながらも、このように述べている。

「2人の監督を比較するのは難しい。避ける方が良いだろう。15年の経験がある者と、確実にそれより経験が少ない人を比べるのは正しくない。私はそういうことをしたくないね。(シメオネ監督のコメントは)素晴らしいものだが、私は同意しないよ」

モウリーニョ監督はチェルシーでCLを制覇しておらず、大きな目標であることは変わらない。

「私はいつものように全力を尽くしてきた。勝つときもあれば、負けるときもある。(前回チェルシーを率いた際に)準決勝のPK戦で敗れ、ゴールではないゴールでも負けた。だが、それがサッカーだ。どちらが有利? 準決勝が1試合で決まることはなかなかない。だから、セカンドレグがホームなのが有利かどうかは分からないよ」

チェルシーからアトレティコにレンタル中のGKティボ・クルトゥワについては、このように述べた。

「UEFAの決定を受け入れなければいけない。決めるのは彼らで、監督はコメントすべきでない」

一方、かつてキャプテンを務めた古巣との対戦となるFWフェルナンド・トーレスについては、次のように話している。

「彼はスペイン人で、アトレティコの大ファンだ。だが、彼はプロフェッショナルだよ。ピッチに立っている間は、チェルシーのために全力を尽くしてくれるだろう」

そのトーレスは、先発としてチェルシーの前線に入るようだ。ひざの問題でFWサミュエル・エトーが招集メンバー外となっている。一方、ふくらはぎのケガでリーグ戦2試合を欠場しているMFエデン・アザールはメンバー入りした。

いずれにしても、22日の試合は、元レアル・マドリーのモウリーニョ監督のマドリッド帰還でもある。同監督は「スペインでの私のチームはレアル・マドリーであり、彼らがトロフィーを獲得すれば私はうれしいよ。私が関与していない大会ならね」と述べている。