山田隆夫(C)日刊ゲンダイ

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 視聴者は、安堵したようだ。演芸番組『笑点』の公式Xが6月7日の放送で「重大発表」を告知。ネット上では三遊亭小遊三(79)、三遊亭好楽(79)、座布団運びの山田隆夫(69)のいずれかの勇退という噂が広がった。しかし、その内容は「テレビコメディパネル番組(週間)の最長放送」としてのギネス世界記録認定だった。

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「ホッとしたファンが多かったのでは。視聴率20%超えを連発していた頃のメンバーである司会の5代目三遊亭円楽、林家木久蔵(木久扇)、桂歌丸、三遊亭楽太郎(6代目円楽)、林家こん平はもういない。当時から残っているのは小遊三、好楽、山田の3人だけ。昔から顔馴染みのレギュラーがいなくなると、悲しくなりますからね」(テレビ局関係者)

 80歳近い2人のキャラクターは年々、輝きを増している。小遊三はイケメンネタ(アラン・ドロンだけでなくSnow Manの目黒蓮に似ていると吹聴)や下ネタ(小便漏らす寸前など)をブラッシュアップし続けている。かつて、メンバーの中で最も印象の薄かった好楽は自虐ネタで笑いを取り、大喜利の潤滑油となっている。

 一方、山田は目立つ機会が減っている。かつては楽太郎(6代目円楽)やこん平に子作りネタなどでいじられると、体当たりしたり、強引に座布団を奪ったり、体を張って笑いを取っていた。だが、70歳を前にした現在、そのような動きはしていない。

「最近は、山田いじりが減少しています。メンバーが若返って、年下が年上をネタにしにくい面もあるでしょう。しかし、他にも原因はある。いじられた時、山田がさらなる笑いを生むツッコミをしていないのです。苦笑いで袖に立ち尽くす場面も多くなっています」(芸能記者=以下同)

■昔のような“動きの笑い”ができないなら…

 山田がかつての存在感を取り戻すには、どうすればいいのだろうか。

 7日の放送に、手掛かりがあった。大喜利メンバーが舞台に揃った後、黒いマントを着た女性が登場(のちにギネス認定員と発表)。司会の春風亭昇太が「この方はどんな人で、何をしにきたのか」とお題を出すと、小遊三が「60周年を記念して、新しい座布団運びの方」と回答。山田は「オレ、これしか仕事ないんだ。ダメ、ダメ」と突っ込み、客席がドッと沸いた。

「年齢の問題もあり、昔のような“動きの笑い”はできない。ならば、言葉のツッコミで笑いを取ればいい。山田いじりのパターンはだいたい決まっているので、事前に考えておけますしね。何げない一言を武器にすればいい。今までの強いツッコミの“押し芸”だけでなく、冷静な“引き芸”も加われば、山田くんはもっと活躍できると思います」

 小遊三や好楽が進化を遂げる中、10歳年下の山田も負けていられない。

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