国の特別天然記念物のトキが本州で初めて31日午後、石川県羽咋市で放鳥されます。

放鳥される18羽のトキは31日朝、新潟県の佐渡トキ保護センターから到着しました。

石川県羽咋市で放鳥されるオス10羽、メス8羽のあわせて18羽のトキは30日午後6時ごろ野生復帰への訓練を受けていた新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターを出発しました。

新潟県佐渡トキ保護センター・土屋哲所長「今までと違って野生下の環境は、より厳しい環境の中で生活していかなければならないということで、少しでも長く生きてもらって、より多くの地域の皆さんに元気を与えてくれるような姿を見せてもらいたい」

放鳥場所に隣接する石川県羽咋市のよき交流センターには31日午前4時ごろ到着し、その後、午前7時半からはいしかわ動物園の職員らがトキが入れられた箱をトラックから運び出していました。

能登地区は本州で最後とされる野生のトキ「能里」が56年前まで生息していた場所で、31日午後からは秋篠宮ご夫妻も参加し放鳥式典が行われます。

31日は箱から直接放つハードリリース方式で8羽が放鳥され、残りの10羽は2週間ほど周囲の環境に慣れされた後、自然に飛び立つのを待つソフトリリース方式で放鳥されます。

半世紀ぶりに本格的に能登の空を羽ばたくトキに地震や豪雨からの復興の象徴として住民の期待が高まっています