「再婚しました。あと、妊娠してます」DVで離婚したギャルモデル・うさたにパイセン(31)が初めて明かす“10年来の親友との再婚”と“山奥の無人駅暮らし”
〈「お腹を殴られ、祝儀は使い込まれてサラ金の督促も…」ギャルモデル・うさたにパイセン(31)が明かす“最悪の結婚生活”と、離婚を決意した瞬間「いまだに連絡が来て怖いんですよ」〉から続く
金髪に“鬼オーバーライン”のギャルメイク、長い爪。渋谷で15年戦ってきた現役ギャル・うさたにパイセン(31)が今暮らしているのは、駅に熊出没注意のポスターが貼られ、50代が「若手」と呼ばれる埼玉県奥武蔵の山奥だ。縁側で本を読み、星を眺め、スーパーまで歩くと2時間。
【再婚&妊娠フォトを初公開】妊娠6カ月のお腹を支えるうさたにパイセンと、再婚相手の「10年来の親友」
日本ギャル協会の会長、ギャル雑誌の専属モデル歴15年、YouTubeチャンネル登録者は41万人超。「脳がショートした」と語る彼女が、東京を離れてたどり着いた新しい居場所で、ふいに切り出した「実は、報告が2つあるんですけど」。公表していなかった再婚と妊娠。そのすべてを聞いた。(全3回の3回目)

◆◆◆
――山暮らしはいつから始められたんですか。
うさたに 引っ越したのは去年のクリスマスぐらいです。15年間、ずっと東京で戦い続けてきました。めっちゃ遊んだし、いろんなことに挑戦して、友達もいっぱいできて、ほぼやりきったなって。その中で突然「あ、山住もう」って思ったんです。
――突然、ですか。
うさたに マジで突然「もう山だわ」って。もともとADHDで、情報量にパニックになっちゃうんですよ。脳がショートして、左脳が消える感じ。離婚とかいろいろあってメンタルもやばかったし、「競争社会は今の私には違うかも」と思って、人がいないところに行こうと決めました。
――今のお家はどうやって見つけたんですか。
うさたに 決めたらすぐ行動するタイプなんで、Googleマップで場所を検索して。絶対コンクリートじゃなくて緑の場所。それからSUUMOでこの家を見つけた瞬間に「何これ、ここしか無理」ってなりました。賃貸なんですけど、もともと材木屋さんの社長が建てた家で、近所でも「あそこ綺麗だよね」って知られてる物件だったみたいです。
――譲れない条件はあったんですか。
うさたに 最寄駅は絶対に無人駅で探してました。人ができるだけいないようなところがよくて。この家からはコンビニまで歩いて30分、スーパーは車で30分、歩いたら2時間かかります。
――実際に住んでみていかがですか。
うさたに 最高! この家の家賃、祐天寺の1LDKと同じなんですよ。
――一軒家で二階建て。7LDKだそうですね。
うさたに もうそれだけでやばい。しかも、念願の畳の家なんですよ。東京でも和の雰囲気に憧れて、フローリングの上にわざわざ畳っぽく敷いたりしてましたけど、ここは全部本物。素敵な内装も入居した時点で7割ぐらい仕上がっていました。
――確かに拝見していても、広くて素敵です。
うさたに ここに越してきて、広いオープンキッチンと両開きのデカい冷蔵庫を初めて持ちました。料理もがんばりがいがあります。
――生活そのものを、ようやく始められた感じですね。
うさたに そうかも。東京では1日に何人もの人に会って散財しまくるのがストレス発散だと思ってたけど、そもそも東京にいること自体がストレスだった。こっちに来て初めて気づいたんです。15年間、麻痺してた。壊れて初めて「あれ、無理してたかな」ってなるタイプの典型でした。
こっちでは「1日って長いんだね」って(笑)
――都会の疲れが抜けていくのがわかる。体調面にも変化はありましたか。
うさたに 呼吸がゆったりになって、肩が上がらなくなって肩こりも減ったし、頭のキンキンも全くなくなりました。東京では「生き急いで死ぬの?」って言われるぐらい詰め込んでたのに、こっちでは「1日って長いんだね」って(笑)。
読書なんてしたことなかったのに、するようになったし、ギャルの歴史をゆっくり勉強する時間もできて。東京での口癖が「星見えねえ」だったのに、ここは毎日星が見える。朝起きたらベッドから山。最高です。
――生活の風景も、東京とは全然違いそうです。
うさたに 全然違いますよ。最近あったかくなってきたからか、「ヒュー!」みたいな動物の声もたまに聞こえる。家の近くには川が流れてて、散歩するだけで安らぐ。東京じゃ絶対にない景色です。
――友達も遊びに来たりするんですか。
うさたに ギャルの友達が自然を求めて来てくれます。隣の人に「友達来たよ」って紹介したり。居心地が良すぎるから、だいたい帰るって言った日に帰らないんですよ(笑)。
――こんなに広い家に1人では持て余さないですか?
うさたに 実は、報告が2つあるんですけど。今年の3月5日に再婚しました。あと、妊娠してます。今6ヶ月です。
――なんと、それはおめでとうございます。では、ひとつずつ伺わせてください。まずお相手はどんな方ですか。
「俺が面倒見る」「俺でよくね」って言われたんですけど…
うさたに 「大変身ちゃんねる」っていうYouTubeチャンネルを持っているしぶやゆうき。福島の高校時代からの知り合いで、20歳を過ぎた頃から親友になって10年間ずっと家族みたいな関係だった。何でも一番最初に言う相手で、好きなものも苦手なものも全部知ってくれてる人です。
――10年来の親友が、旦那さんに。
うさたに 前の結婚でボロボロだった時、都内にいてずっと励まそうとしてくれて。離婚してしばらく経った後に「俺が面倒見る」「俺でよくね」って言われたんですけど、最初は「えっ」ってなりましたよ。一回も男として見たことがなかったから。
でも家族として見た時、めちゃめちゃいい人だってわかってた。お互いの性格も、好きなものも苦手なものも全部知ってるから、もう何も隠し事がない。前の結婚で痛いほど学んだことかもしれないですね。
――ゆうきさんは、普段どんな方なんですか。
うさたに 超優しくて面白くて、気が利いて、気づいたら欲しいものを目の前に出してくれる人。私がコカ・コーラ好きだって言ったら家の中にバーみたいなコーラコーナーを作ってくれたし、誕生日には世界中からコカ・コーラのグッズを探してきてくれた。サウナも水風呂も、気づいたら設置されてます。
――家の内装などもゆうきさんがやっているんですね。
うさたに はい。私は何もしてないです(笑)。妊娠もしているし、家が広いから気分で場所を変えて過ごしてて。最近は縁側で山を見たり、本を読んだり、囲炉裏のある部屋でパソコン作業したり。刺激が欲しくなったらゆうきが隣の部屋で爆音の音楽を流してくれて、「クラブじゃんここ」みたいな。家と家の距離が遠いから、音量を気にしなくていいんです。火も焚いてくれて、見てるとすごくリラックスできます。
――お2人はそもそもなぜ仲がよかったんですか。
うさたに 生い立ちがめっちゃ似てるんですよ。子供の頃の環境も、今やってることも。私が悩みを抱えた女の子をギャルにプロデュースしてポジティブに変えるのと同じことを、ゆうきは男の子バージョンでYouTubeの「大変身ちゃんねる」でやってる。ずっと周りから「ツインズ」って言われてて、結婚を報告したらみんな「やった! やったじゃん!」って。
――近所の方との関係も気になります。ギャル夫婦、浮きませんか。
うさたに 散歩に出て2人の服を見たら「信号機みたいじゃね?」って気づきました(笑)。東京では気にしたこともなかった。でも懇親会で70代80代の方と喋ると、「あらまー、鬼ギャルさん」「テレビでは見たことあるけど」って仲良くしてくれるんですよ。
ゆうきがコミュニケーション能力めっちゃ高くて、引っ越してきた日に自分たちからピンポンして挨拶したら、数珠つなぎにいろんな人を紹介してくれて。自治会にも入って神社の氏子にもなって。50歳で「若い子」って言われる地域ですからね。
――インスタグラムで見ましたが、お料理の品数がすごい。あれはうさたにさんが作ってるんですか?
うさたに はい、私が作ってます。飽き性だから「選べる自由」が欲しいんですよ、人生全てにおいて(笑)。今までは自分のために飯を作ってたけど、今はゆうきのために作りたい。和食の好みが合うから勉強し始めて、しかもこのキッチンが作りたくなるキッチンなので。
――食材の調達は大変そうですね。
うさたに スーパーが歩いて2時間、車でも20分だから、行くときはまとめ買い。それが逆に楽しくて、たくさんある食材の中から「今日は何作ろう」って。爪が長くても、指を丸めて野菜を押さえたり、コツさえつかめば意外と何でもできますよ。
また夢に出てきてくれたんですよ
――では、もうひとつの大きな報告について。妊娠がわかった時はどんなお気持ちでしたか。
うさたに 実はわかる2ヶ月前ぐらいに、2回子どもの夢を見たんですよ。1回目に赤ちゃんが見えて、2回目に「行くね」って5歳ぐらいの子が目の前に来て、顔がめっちゃゆうきだった。バッと起き上がりました。
――事前に夢の中で会いに来てくれた、と。
うさたに その後、12月の誕生日にアメリカのセドナやグランドキャニオンに連れてってもらった時、「シンリ」っていう名前の音がたんたんたんと降りてきて。帰ってきてすぐ妊娠がわかったから、「やっぱね」って。
――不思議な話ですね……。体調面はいかがですか。
うさたに 子宮頸管が短くなってて、切迫早産のリスクがあると言われてます。聞いた瞬間、頭が真っ白になりました。お腹もこんなに大きくなって胎動も感じてるのに、流産のリスクもあると。めっちゃ大泣きしました。
――それはとても不安になりますよね。
うさたに でも、その後にまた夢に出てきてくれたんですよ。手を握って、「大丈夫だよ」って隣に寝てきてくれて。夢か現実かわかんないぐらい超リアルで。それで安心しました。
――お腹の中の子は、うさたにさんにとってどういう存在ですか。
うさたに ずっと絶対子どもが欲しいって思ってました。お母さんが保育所の先生だったから、子どもにはずっと触れてきて、めっちゃ好きで。だからこそ前の旦那のDVが子どもに向くんじゃないかと思って別れたし。この家もそのために導かれて引っ越したのかなって、今感じます。
――山に引っ越す時にはお子さんがいることはわかっていなかった?
うさたに はい。知らずに物件を見つけていました。でもこの家にして本当によかった。この数ヶ月でゆうきが周りとの関係を作ってくれてたから、みんなが誕生を楽しみにしてくれてるんですよ。自治会のおばさまがお茶の先生なんですけど、心配して保健所に電話してくれて、助産師さんから連絡が来たり。近所ぐるみで守ってくれてる感じ。
――ご両親の反応はいかがでしたか。
うさたに 大晦日に、ゆうきと両方の親で旅館に泊まって発表しました。みんな泣いてましたね。
――もうすぐ、お2人だけの生活ではなくなりますね。
うさたに ゆうきが「いつか子供に見せたいから」って、山の生活の動画を毎日撮ってくれてるんですよ。YouTubeに「しぶや家の人生」っていうリアルな生活を映す家族チャンネルを開設します。はやく一緒に見られる日が来るといいな、と思います。
――現在の山暮らしはとても穏やかに見えますね。
うさたに ゆうきと今の幸せな家庭を築けたのも、過去の自分があってこそと思っているので、1度目の結婚も離婚も後悔していません。別れた元旦那も、どこかで別の誰かと幸せになってほしいと思っています。
(二瓶 仁志)
