日本代表ではラストマッチとなるだろう一戦に挑む吉田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 北中米ワールドカップに臨む日本代表は5月31日、大会前最後の壮行試合となるアイスランド戦を戦う。

 その前日会見で、森保一監督は、アイスランド戦限定で招集され、カタールW杯以来の代表入りを果たした吉田麻也の起用法に言及。「スタメンで考えています。前半の10分くらいプレーしてもらって、彼を送り出したい」と語った。

 前日練習の後、取材に応じた吉田は「監督さんも言ってたと思うんですけど、引退ではなく、一つの区切り、一区切りということにしてください」とコメント。こう言葉を続けた。

「それと同時に理由が2つあって、森保さんと日本サッカー界からの気持ちを自分で恐縮ながら受け止めるということと、もう一個は前にも話しましたけど、ワールドカップで勝つ確率を挙げるために、自分の持ったものチームに注入するために来たので、その2つを目的に、この1週間は取り組んできていますし、明日は時間は短いですけど、自分のいま持っているものを全てその10分に懸けて、ワールドカップのつもりでやりたい」
 
 ただ、W杯前の重要な一戦で、セレモニー的な出場に迷いもあったようだ。「今までこういう選手がいなかったので、自分自身が本当にやっていいものなのかという葛藤ももちろんあった」とも明かしている。

「長い目で見て、日本のサッカーが例えば100試合出たとか、そういう選手に対して、例えばイングランドとかだったらね、サー(の称号)とかがもらえるし、まだまだ国から表彰されるレベルではないかもしれないですけど、まずは協会がしっかりと、自分たち選手が日本のために戦ってきたことに関しての敬意を示してくれるというのは、僕だけではなくて、これからこういう実績を積んだ選手のためにもなると思うし、それが何か一つの文化や伝統として日本サッカーにつながっていければいいなと思って」

 常にサッカー界全体のことを考え、発信してきた37歳は「できるだけ盛大にやってもらって、次からずっとみんなが盛大にやってもらえるようなふうにするのがいいのかなと、途中でそういう考えに変わりました」と話し、笑顔を見せた。

 日本代表を牽引してきた前キャプテンの雄姿を、目に焼き付けたい。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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