ジュウリョクピエロでG1初制覇を果たしガッツポーズをする今村(中央右)=撮影・園田高夫

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 「オークス・G1」(24日、東京)

 5番人気のジュウリョクピエロが豪快に差し切り、G1初制覇を果たした。今村聖奈騎手(22)=栗東・寺島=は日本女性騎手初のG1勝利を飾り、聖奈の師匠でもある寺島良調教師(44)=栗東=もG1初制覇。2着に3番人気のドリームコア、3着に2番人気のラフターラインズが入り、2冠を狙った1番人気の桜花賞馬スターアニスは12着に終わった。

 ジュウリョクピエロでオークスを制し、女性騎手として初めてクラシック制覇を決めた今村聖奈が、レース後の公式会見で喜びを語った。

  ◇  ◇

 −所属する寺島厩舎でのG1制覇。

 「デビューする前からお世話になっていましたし、デビューしてからも、たくさんいい馬に乗せてもらいました。全然うまくいかず、負担を掛けたことの方が多かったんですけど、いつも支えてくれて、味方でいてくれて、背中を後押ししてくれる師匠でした」

 −最高の恩返しになった。

 「まだまだ恩返しは足りないと思うんですけど、こうやって師弟で一緒にG1を勝つことは、そんなに簡単ではないと思います。ましてや私がG1を勝つなんて本当に夢にも思っていなかったので、最高の気分です」

 −オークスは父の今村康成元騎手が調教助手として調教に乗っていたメイショウマンボが勝ったレース。思い入れはある。

 「競馬を見るようになったきっかけになったのがメイショウマンボでした。それで私が勝手にオークスには縁を感じていました」

 −この先はどんなジョッキーを目指したいか。

 「競馬学校の試験の時から“歴史に名を刻めるようなジョッキーになりたい”と言ってきました。ただ、1年目以降は成績も下降して、なかなかうまくいくことがなくて…。自分が思い描いていたジョッキーとはこういうものだったのかな、と考えることもありました」

 −厳しい時期もあった。

 「いい夢を見過ぎていた分、しんどい現実を目の当たりにした時に、その場から逃げ出したい気持ちも本当にあったのですが、寺島厩舎をはじめ、普段からお世話になっている厩舎の方々、家族、身近な人たちが鼓舞して支えてくださったからこそ、今があるんだと思います」

 −デビュー5年目で夢のG1ジョッキーとなった。

 「今年も全然結果を出せていないなかで、こういった大きいレースを馬に勝たせてもらいました。それに見合うジョッキーになるには、まだまだ時間がかかると思いますが、1頭1頭、しっかりと乗れるジョッキーになりたいと思うので、これからも応援よろしくお願いします」