日光東照宮でもクマ目撃情報 遭遇したら冷静に距離を取って静かに避難 クマスプレーは事前練習を
気になる疑問やニュースのナゼを解き明かす「どうなの?」です。
2026年のゴールデンウィーク、アウトドアレジャーを楽しみたいという人も多いと思いますが、そこで気を付けていただきたいのがクマとの遭遇です。
今、北日本のみならず各地でクマの目撃情報が相次いでいます。
山崎夕貴キャスター:
初めて観光する場所だと土地勘がなかったりしますし、どうやってクマを避けたらいいのか分からなくて怖いですよね。
さらに今、関東の有名観光地でもクマが目撃されていて、不安が広がっているといいます。
そこで27日のどうなの?は、“観光地にも異例の出没 GWクマに遭遇したら”について見ていきます。
クマの目撃情報があった関東の有名観光地というのが、栃木県の日光市です。
有名な日光東照宮や華厳の滝の近くの山あいのエリアで目撃されています。
3月から4月にかけて3件の目撃情報があり、3月13日に関しては日光東照宮からわずか2km離れた川で体長約80cmのクマが目撃されました。
三宅正治キャスター:
よく市街地に出てきたというニュースあるじゃないですか、だけどこれだけ観光客がいっぱいいるところまでクマがくるものなんですか。
石渡花菜キャスター:
それで言いますと私、半年前に日光の方で取材した際に、本当に車通りも人通りも多いところに「クマ注意」の看板があり、それにビックリした覚えがあります。
地元の猟友会関係者によりますと、4月にこれだけ目撃されるのは初めてだということです。
観光地を含めて今、どこに出没してもおかしくない状況だということです。
また、市はホームページ上で「夜間は出歩かないこと」、そしてクマ鈴やラジオで「人の存在を知らせる」などの行動を呼びかけて注意喚起しています。
では、地元の人はどんな思いで日々過ごしているのでしょうか。
日光東照宮から車で5分ほどの飲食店を取材すると、「クマが出た」と近所でも噂になっているということです。
ただ4月の目撃は初めてだということです。
また、警察官が周辺をパトロールする様子も確認できたといいます。
さらに、鬼怒川温泉近くのお土産店でも話を聞きました。
このお土産店はガラス張りで外から見られるような造りになっているため、クマがガラスを破って侵入した時のため、万が一ですが、避難ルートをスタッフ同士で話し合っているといいます。
また、開いた傘を店内に置いてクマよけにするなど、いろいろな対策をとっているということです。
榎並大二郎キャスター:
毎日お店には立たないといけないですから怖いでしょうし、それだけ皆さん試行錯誤されているということなんですね。
地元の猟友会の人に聞いても、この時期にクマが多く目撃されることはあまりなく、春のクマのデータが少ないことから非常に行動が予測しづらいというのがこの時期非常に難しいそうです。
三宅正治キャスター:
ゴールデンウィークに日光に行こうと思っている方もいらっしゃると思いますけど、今さら旅の行き先を変えるとかはちょっと難しいと思うし、自分で対策を練るのが必要かもしれないですね。
では、私たちがどういった対策ができるのか見ていきます。
まず、スマホでできる対策を紹介します。
2026年1月、栃木県警が防犯アプリに「クマ鈴機能」というものを追加しました。
ボタンを押すと鈴の音が流れます。
さらにこのアプリは、クマの目撃情報の通知もしてくれるため、お出かけの際にはアプリをぜひ携帯に入れていただきたいと思います。
さらに、企業が今開発している、持ち運びできる最新グッズも紹介します。
以前、「イット!」で紹介した「モンスターウルフ」という害獣撃退ロボットです。
クマやシカなどが近づくとセンサーが感知して、50種類以上の音と光で近づいてきた動物を撃退するものです。
かなりインパクトがある「モンスターウルフ」ですが、さすがに持ち運びは難しいということで、持ち運びができるくらい小さくコンパクトになっている「モンスターウルフミニ」。
モンスターウルフと同じで、目が光って威嚇音を鳴らすことができるため約200メートル先のクマにもこの音が届くようになっているということで、今後、市販される予定だということです。
では、ゴールデンウィークに旅先でクマに遭遇したらどのように対応すればいいのでしょうか。
専門家の岩手大学・山内貴義准教授によりますと、「観光地の警察や行政の指示に従う。クマスプレーなどは必需品で、事前に練習しておくことが重要。冷静に距離をとって、また静かに避難することがとても大事」ということでした。
榎並大二郎キャスター:
やっぱり旅先で現地でとっさに判断するために、日ごろから出るかもしれないなということを片隅に入れておくことが大事ですね。
遠藤玲子キャスター:
今日の「どうなの?」は“観光地に異例の出没 GWクマに遭遇したら”ということで、日光を取材したところ、避難ルートを確保するなど地元でも対応に追われていること、そして、アプリやグッズなど私たち自身でできる対策をすることが安心であることが分かりました。
