混迷を深める中東情勢。原料価格の高騰は、梱包資材やレジ袋などのプラ製品にも影響を及ぼしています。カップなどを使う果物店からも、見通せない先行きに不安の声が上がっています。

包装用品を扱う鹿児島市の店です。店内には食品を包む袋や弁当容器などが所狭しと並んでいます。石油由来の製品も多く、中東情勢悪化の影響がすでに出始めています。

(パッケージプラザ ゴトウ・後藤研一社長)「商材によっては30%アップという価格提示が来たので、5月初めから価格改定をしていかないと追いつかない」

影響は価格の上昇だけではありません。

(パッケージプラザ ゴトウ・後藤研一社長)「荷造りする資材。メーカーで受注停止という案内が来て、どうにかして商品を確保してくれないかと(客から)言われる」

商品によっては値上げの連絡がないものもありますが…

(パッケージプラザ ゴトウ・後藤研一社長)「デザート用のカップ。こういったものも石油由来なので、確実に値上げの話が来るであろうと思われる。(仕入れ値が)30%上がるという話がこれまでになくて初めてで、客に案内する期間も設けられない」

後藤社長の店からプラカップを仕入れている果物店です。色鮮やかな季節の果物が透明なカップに入って並んでいます。

(くだものの店カコイ・栫井久美子さん)「うちが使っている商品は今のところは大丈夫じゃないかと聞いたが、夏場に冷たいカットフルーツやジュースを販売したいのでやっぱり心配」

人件費高騰なども重なり、これ以上の物価高に対応できるか不安を募らせています。

(くだものの店カコイ・栫井久美子さん)「したくないけど量をちょっと減らすとか、値上げをするだとか。早く落ち着いてほしい」

値上げの波は意外なところでも…。バナナの価格が上がりそうだということです。

(くだものの店カコイ・栫井久美子さん)「市場の担当者に届いた文書みたいだが、現状維持が難しいと書いてある」

緑色の状態で輸入されるバナナは、追熟のためエチレンガスを使いますが、その原料は石油由来のナフサ。コスト上昇が限界を超え、“やむを得ない判断”ということです。

(くだものの店カコイ・栫井久美子さん)「いいものを客に届けたいという思いがある。早く回復してほしい」

先が見通せない中東情勢の影響は、果物店にも影を落としそうです。